皆さんご存知のように、このところ株価は下落傾向にあります。
しかし、そのことに言及しているのは私のTwitterのタイムラインだけ。職場では株価の話が話題にのぼることはありません。
そして、言わずもがな、妻との日常会話でも株価の「か」の字も出ません。
彼女の場合、そもそもニュースに気付いていないか、目に留まっても「我が事」と捉えないのでしょう。
本ブログでは既出ですが、妻は投資に無関心であるのみならず、投資の話題を出すと「つまらない」という理由で急に不機嫌になることがあります。
なので、触らぬ神に祟りなし。心の中で「君もそれなりの額を投資してるんだけどな…」と呟くのみです。
SBIポイントをTポイントに交換!
しかし、そんな妻が年に1~2回ほど「投資をやっていて良かった!」と思う瞬間があります。
それは、SBIポイントをTポイントに交換するときです。
SBI証券の場合、投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが貯まるポイントプログラム(投信マイレージサービス)があります。
SBIポイントは、現金やグッズのほか、他のポイントサービスにも交換できるのですが、Tポイントとの交換レートは「1対1」。つまりSBIポイントが500ポイントあれば、事実上500円分の買い物が可能となります。
幸いにして、我が家最寄りの薬局はTポイントが使えるウェルシア薬局。なので、ポイント交換の手続をして、妻のTカードにTポイントを入れることで(その作業をやるのはもちろん私)、妻は日用品や化粧品を手に入れることができるのです。
このことを妻はとても高く評価しています。先日もポイント交換を行いましたが、「Tポイントってなかなか貯まりにくいのに、すごいよね~!」と上機嫌です。
ポイントは目に見えるメリット
妻は基本的には「元本保証万歳」の考えの持ち主で、自分のお金をリスクに晒していることへの不安は小さくないよう。いくら私が長期投資の考え方を説明しても、心から納得することはありません(というか、最後まで話を聞こうとしない…)。
しかし、それでも彼女が投資をやめようとしないのは、Tポイントで目に見えるメリットを感じているから、と言っても過言ではなさそうです*1。
もし年1~2回の「Tポイントゲット」のイベントがなければ、妻はとっくの昔にファンドを売却していたかもしれません。
ちなみに、前述のとおりSBIポイントは現金への交換(キャッシュバック)も可能ですが、銀行口座にそっと振り込まれるだけなので、通帳を見ない妻には効果はゼロ。「分かりやすさ」という点でポイント付与は侮れないと実感しています。
一般NISAの世界経済インデックスファンドの行方
以上のことを考えると、年内までに検討すべき「あの問題」についても、おのずと答えが導き出されます。
すなわち、妻が2014年に一般NISAで購入した「世界経済インデックスファンド」について、今年末で5年間の非課税期間が満了となるのです。
妻は現在つみたてNISAを利用しているので、ロールオーバー(非課税期間の延長)はできません。このため、「そのまま特定口座に移管するか」または「いったん売却してもっと低コストのファンドに乗り換えるか」の2択を検討していました。
しかし、SBI証券の場合、最先端の低コストファンドについては、ポイント付与率が大きく下がったり、全くポイントが付かなくなってしまいます(SBI証券ウェブサイト参照)。もしポイント付与率最大の「世界経済インデックスファンド」から付与率の小さいファンドに乗り換えると、妻はもはや投資を続けるメリットを実感できなくなるかもしれません。
ですので、我が家では「そのまま特定口座に移管する」ことがベストとの結論に達しました。本末転倒ではありますが、理由や経緯はどうであれ、妻がゴキゲンにインデックス投資を続けられるのであれば「それで良し」としたいと思います。
特定口座に移管する方法は?
ちなみに、特定口座に移管する方法は「何もしない」です。
ロールオーバーを行わない場合、特段の手続は必要なく、そのまま年末まで放っておけば、自動的に特定口座に移管されることになっているのです。
何もしなくて良いのは気が楽ですね。また一つ懸案が片付いたのでした。
最後におまけ。「一般NISAの非課税期間満了」に関連する過去記事を御紹介します。
私自身の一般NISAの保有ファンド(2014年購入分)については、昨年、一足早く売却し、より低コストのファンドに乗り換えています。
同じくインデックス投資をしている義母の一般NISA保有ファンドについて、どう対応するかを考えました。こちらは年内にアクションが必要です。忘れないようにしないと…。
*1:我が家の例はかなり特殊です。これから投資を始める方はポイントという「オマケ」の存在に惑わされることなく、投資の是非をご判断いただきたいと思います。