先日、住宅ローンを繰り上げ返済し、晴れて完済となりました。
今回はそのおまけの後日談です。
「よっしゃ、やりきったぞー!」と充実感に浸っていたある日、郵便物が届きます。
それは、抵当権抹消手続に関する書類。
住信SBIネット銀行からでした。
すっかり忘れていましたが、ローンを組むときに抵当権が設定されていたのでした。
自力での手続に挑戦
銀行から届いた郵便物は、抵当権設定契約証書をはじめとする、様々な書類。
その中に、「当社が紹介する司法書士に抵当権抹消登記を依頼しますか?それともお客様ご自身で行いますか?」といったお手紙がありました。
マンション購入時は必要な登記手続が多く、また、人生で最も大きな買い物をしたという妙な高揚感もあり、ほとんど何も考えずに司法書士に依頼しました。
でも、そうか、二択だったのね。
ネットで調べたところ、司法書士に依頼する場合、相場で2万円程度かかるとのこと。
そうすると、自分で手続を行うという選択肢が魅力的に見えます。
法務局のWebサイトで探してみると、「住宅ローンを完済した人へ(抵当権の登記の抹消手続のご案内)」というマニュアルが掲載されていました。
ご丁寧にも「一戸建て編」と「マンション編」に分かれています。
必要な書類は銀行からほとんど送られてきており、このマニュアルを読めば、それほど大変ではなさそう。
ということで、自分で抵当権抹消登記の手続を行うことにしたのでした。
登記手続案内からの申請!
作業は順調に進みました。
しかし、時折、「この記入や方法で本当に合っているのかしら?」と不安になるときもあります。
例えば、「収入印紙を台紙に貼り付けて登記申請書とホチキスどめし、契印を押す」といった普段やらないようなアクションを求められたり...。
そこで、登記手続案内を利用することにしました。
20分を限度に無料で申請書の記載について教えてくれるサービスです。
事前予約が必要で、オンライン案内もあるようですが、私は対面を選択。
分かる範囲で書類を作成し、自信がないところは手を付けずに法務局に持って行った方が良さそうと考えました。
GW期間中のある平日、生まれて初めて法務局(出張所)へ!
担当の方から親切に記載方法などを教えてもらい、その場で必要な書類が完成。
そのまま窓口に登記申請書類一式を提出でき、諸々の手続が終わりました。
事前に書類をほとんど仕上げていたこともあり、当日は15分もかかりませんでした。
約1週間後、法務局からレターパックで「登記完了証」が届きました。
無事に抵当権抹消登記ができたようです。
これで本当の意味で住宅ローンを完済したと言えます。
抵当権抹消登記の手続は、マニュアルを読んだり、書類を作成するのが苦でなければ、十分自力でできる作業だと思いました。