私は普段ドラマを観ることはあまりないのですが、現在の2018年7-9月期に限っては例外です。
私の興味をそそる連続ドラマが揃い、現在「インベスターZ」「ハゲタカ」「この世界の片隅に」の3本を観ています。
他方、いま最も視聴率が高いのは、綾瀬はるか主演の「義母と娘のブルース」だそうです。ドラマ好きの妻も「今クールナンバーワン!」と評しています。私も横で少しだけ観たことがありますが、確かにコミカルで面白いですね。
本記事のタイトルはこの人気ドラマから拝借したものです。当然、綾瀬はるかが本記事に登場するわけはなく、私のリアル義母が出てくるのみ。内容も単なるファンド乗り換えの話で、ドラマとは全く無関係です。
本ブログ初登場!義母の資産運用
私の義母は、その世代では珍しいことに定年まで勤め上げた人です。このため、年金収入もそれなりにあるようで、傍から見たら悠々自適の生活を送っています。
投資自体は昔からちょこちょこやっていたらしく、抵抗感も少ないとのこと。しかし、以前、息子のような証券マン(義母談)の勧めで、ブラジル・レアル建て分配型投信を買っていたことがあるなど、少し注意して見守った方が良さそうな面もあります*1。
そんな義母ですが、現在は少々の個別株とインデックスファンドにより資産運用を行っています。
個別株は国内大手企業のものが中心で、優待狙いのストロングホールド。一方、インデックスファンドについては2014年の一般NISAスタートをきっかけに購入し、以降、毎年購入し続けています。
2014年からしばらくは、私の助言もあり、ネット証券で「eMAXIS バランス(8資産均等型)」を買いました。「リバランスは手間だし、リスクを大きく取る年でもない」というのがその理由です。
その後も、8資産均等型のバランスファンドを購入・保有する方針を維持。新規購入ファンドは、より低コストの「iFree 8資産バランス」→「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」と変遷しつつも、今に至っています。
非課税期間満了への対応
そんな中、義母が2014年に一般NISAで購入した「eMAXIS バランス(8資産均等型)」については、今年末で5年間の非課税期間が満了となります。
義母はこれからも一般NISAを利用していく予定。このため、今後、このファンドをロールオーバーするか、特定口座に移管するか、それとも年末までに売却するかの判断を迫られることになります。
そこで私も一緒に検討した結果、2014年購入分の「eMAXIS バランス(8資産均等型)」を売却し、年が明けてから一般NISAの新たな非課税投資枠で「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を購入することにしました。
その理由はただ一つ。
たまたま「eMAXIS バランス(8資産均等型)」の現在価値がほぼ120万円だからです。
ロールオーバーしない理由
御存知のように、一般NISAの黎明期に当たる2014年・2015年、非課税投資枠は100万円でした。現在の「120万円」になったのは2016年からです。
このため、義母は2014年に非課税投資枠をフルに使いましたが、このとき購入した「eMAXIS バランス(8資産均等型)」は100万円分でした。
それが現在、ちょうど120万円くらいまで増えています。すなわち、今年で非課税期間が満了する分については、2019年の新たな非課税投資枠120万円にほぼ収まることになるのです。
そうすると、「eMAXIS バランス(8資産均等型)」を売却し、同額の「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を購入したとしても、ロールオーバーを行うのとほぼ同じ複利効果が得られます(今後、ファンドの基準価額が大きく変動しないことが前提)。
加えて今後、Slimの超低コストという恩恵を受けられるようにもなります。
投信マイレージサービスのSBIポイントの付与率が下がる、信託財産留保額(0.15%)の負担があるといったデメリットもあるものの、ファンドの乗り換えが合理的であろうというわけです。
一物二価が気に入らない
今回はたまたま現在価額が120万円だったという偶然が重なったこともあり、ロールオーバーしないという結論となりました。
しかし、心情的には、一物二価の「高い方」である「eMAXIS バランス(8資産均等型)」は応援したくないというのが正直なところ。同じ会社の同じ内容の商品であるにもかかわらず、信託報酬が大きく異なっている(0.50%と0.159%)のはやはりモヤモヤします。
当然、義母がそんなことを気にするわけはなく、これはあくまで私の気持ちの問題。でも、今後も随時、義母に「乗り換え」を提案することになるでしょう。
なお、今年の「eMAXIS バランス(8資産均等型)」の売却はこれからです。ただ、タイミングを計っても思い通りにならないことは身をもって知っており、売却時期は年末近くになりそうです。
「気付いたら年が明けていて特定口座に強制移管されてしまった」というのは悲惨極まりないので、何とか忘れないようにしたいと思います。
妻はどうする?
最後に。義母同様、私も妻も2014年に一般NISAでファンドを買いました。なので、非課税期間が今年末で満了することに留意しておかなければなりません。
とはいえ、私の場合、すでに2014年購入分については対応済み。昨年、一足早く保有ファンドをいったん売却し、より低コストのファンドに乗り換えています(関連記事⇒売却対象は指定できない・・NISA口座の投資信託を一部売却(前編) )。
一方、妻が2014年に購入した「世界経済インデックスファンド」はまだ一般NISAに残ったままです。
現在つみたてNISAを利用しているためロールオーバーはできず、選択肢は限られますが、年末までに対応方針を決める必要があります。
まあ、どうせ妻は関心ないだろうから、こっちで案を作って相談しようそうしよう…。
*1:その分配型投信はすでに解約しています。