開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

ポートフォリオに無リスク資産を組み入れたでござる

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本記事は、以下の2つの過去記事の続編に当たります。

unicorn5.hatenablog.com

unicorn5.hatenablog.com

 

続編とは言いながら、これらの過去記事に関連して、私が考えたこと・行ったことなどを振り返りたいと思います。

 

これまでの経緯

何度か書いてきたとおり、従来の私の方針は、生活防衛資金(生活費1年分)以外はリスク資産に投資する、というものでした。

しかし、実際には、上昇相場の中で投資額を増やす「タイミング」を逸し(結局はタイミングなんて分かりっこないのですが)、生活防衛資金の他に、無リスク資産たる現金が積み上がっている状態となっていました。

この「現金積み上がり問題」について、以前から「何とかならんもんかな~」と思っていましたが、無策にも手をこまねいているうちに月日は経過…。

そんなある日、カン・チュンドさんのブログ記事の影響を受け、「投資に回す」位置づけの部分=ポートフォリオに無リスク資産を組み入れることを決意したのでした。

このとき「現金積み上がり問題」を解決しようという意図は全くなかったのですが、今回の「無リスク資産組入れ」により、結果的にこの問題も解消することになります

 

無リスク資産とリスク資産の比率について

ポートフォリオでのリスク資産の割合については、「100-自分の年齢」とするのが一つの目安、と言われることがあります。

つまり、無リスク資産の割合を「今の年齢の数字」にするという考えです。

しかし、今回、無リスク資産とリスク資産の比率を「20:80」に設定しました。アラフォーたる今の私の年齢からするとほぼ半分の比率であり、強気の判断といえます。

これは、私自身のリスク許容度を「高め」であると自己評価しているためです。

その背景には、自分の性格として比較的「損」に寛容であること(リーマンショック時もあまり気にならなかった。ただし、今よりずっと資産規模が小さかったことには留意が必要)、公務員の共働き夫婦であること、妻は無リスク資産を手堅く保有していること、イロイロあって子どもは1人で「確定」したこと、住宅ローンの残高も先が見えてきたこと…などの諸事情があります。

なお、今回、ポートフォリオ内を「無リスク資産:リスク資産=20:80」の構成とするに当たり、リスク資産は一切売却していません。例の「積み上がっていた現金」をポートフォリオに組み入れることにより、「20:80」を実現させました

ちなみに、初めは「25:75」にしようとしたものの、「積み上がっていた現金」だけでは足りずに断念した、というのはココだけの話です。

 

無リスク資産を積み立てる方法

現在、ポートフォリオ内の無リスク資産については、暫定的にSBIハイブリッド預金の形で持つことにしています。

すなわち、毎月、リスク資産への投資額の4分の1の額の現金をSBI証券に入金することにしました

そして、今はこれも自動でできてしまいます。

以前、SBI証券の「投信積立銀行引落サービス」は、積立設定した金額だけが自動引落しの対象となってましたが、2017年10月から、積立設定金額だけではなく、自動引落金額を自由に設定できるようになったのです(関連記事⇒ 今更ながらSBI証券の「投信積立銀行引落サービス」は便利だ)。

これにより、「追加引落金額」を新たに設定するだけで無リスク資産の毎月積立てを自動的に行うことが可能になりました

今後、当面は無リスク資産をSBIハイブリッド預金で持ったままにするのか、それとも他の形(個人国債、定期預金など)で持つのかについては、ゆっくり考えたいと思っています。

 

リバランスの対象になった

ポートフォリオに無リスク資産を組み入れてみて、初めて気が付いたことがあります。

それは、無リスク資産とリスク資産の比率についても年に一度のリバランスが必要になる、ということ。当然と言えば当然なのですが、私には盲点でした。

以前はリスク資産の構成比率のみに目を向けていましたが、今後は無リスク資産にも留意せざるを得なくなります

このことは肯定的に受け止めるべきです。

というのも、リバランスはリスク管理の要諦ですし、パフォーマンス向上にも寄与するとされています。

これまで無リスク資産をポートフォリオの外で無意味に放置していたことを考えると、今回の組入れ、「やはりやって良かった!」と思うのでありました。