先日の記事で紹介した日経電子版「投信コラム」のインタビュー。その取材の際、我が家の全体の資産状況を調べることにしました。
これまで、定点観測の対象は私と妻の資産だけでしたが、ジュニアNISAの分もオンしてみよう、というわけです。
まさかの買付余力不足がッ!
勇んで息子の口座に久しぶりにログイン。前回のログインはいつの頃だったでしょう。
すると、ほどなく異変に気付いたのでした。
現金残高(買付余力)の不足により、しばらく積立て買付ができていなかったのです。
未就学児である息子の場合、当然に定期的な収入はありません。このため、ジュニアNISAについては、ある程度の現金が貯まったときに彼の銀行口座に振り込み、さらにそこから証券口座に入金する、という手作業を行ってきました。
今回は、年明けに銀行口座に振り込んだきり、証券口座への入金を忘れていたようです。アイタタタ…
買えなかった分はすぐさまリカバリー
積立て買付ができなかったのは、6か月分のファンドでした。
SBI証券サイトの「よくあるご質問 Q&A」(下記リンク先)によると、買付余力不足が3か月連続すると積立ての設定が強制的に解除されるそうで、そこには無残にも何の設定もなされていない口座が残っていました。
参考 ⇒ 積立取引において、余力不足で買付できなかった場合、どうなりますか?|...
しかし、たった半年間。リカバリーは可能です。買付できなかった分も年内に対処すれば、ジュニアNISAの非課税投資枠をすべて使うことができます。
今回の場合、この「失われた6か月分」を直ちに一括で購入することにしました。
買付できなかった分については、残りの期間(4か月間)で、通常の毎月積立て分と一緒に均して購入する方法もあり得ます。
ただ、これをやると年が明けてから再度積立て額を変える(元に戻す)必要が生じます。何となく、いやきっと忘れてしまいそうな気がしたので、「今ある問題は今のうちに解決した」というわけです。
ジュニアNISAの積立商品を再々々変更
さて、今回のプチ失敗により決意したことがあります。
それは「ジュニアNISAはなるべくシンプルにしよう」ということ。
今回の失敗の原因となった「いちいち息子の銀行口座にお金を振り込み、さらに証券口座に入金する」という手作業は、残念ながら甘受せねばなりません。でも、今後は少しでも手間を減らしたい。
ということで、これを機に積立て商品を現行の2本から1本に絞ることにしました。
それまでは、私が拠出した分で「三井住友・DC全海外株式インデックスファンド」を、妻が拠出した分で「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)」を積み立てていました(関連記事⇒ ジュニアNISAの積立商品を一部変更しました)。
しかし、ちゃんとやろうと思うとリバランスが必要になり、負担感は拭えません。よって楽天VTに一本化することに。私が全額拠出することにして、妻(無関心)の了解も取り付けました。
これによりリスク資産の割合が相対的に増えてしまいますが、全体から見るとウェイトは小さく、どこかで微調整することも可能だと思います。
それにしても、ジュニアNISAが開始されてまだ3年も経っていないというのに、積立て商品の変更はこれで実に3回目。変遷を図にすると以下のようになります。
恥ずかしながら、なかなか腰の入らない状態が続いてしまっています。
楽天VTといえば・・・
ジュニアNISAの積立て商品を楽天VTに一本化した直後のこと。楽天・バンガード・ファンドシリーズの運用報告書が発表されました。
そこで初めて楽天VTなどの実質コストが明らかになったのですが、「高すぎる」との声が相次いでいます。詳しくは以下のじゅん@さんの記事をご参照ください。
www.lay-up.net
正直、このとき私も「うわ、やってしまった!」と思いました。が、「一本で全世界に投資できる」というファンドの魅力は認めており、しばらくはこのまま買付を続けるつもりです。
もちろん、今後もウォッチをしていく必要があります。楽天投信投資顧問の皆さんの巻き返しに期待しています。