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霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

年末だけど、私のNISA口座は無風

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今年も12月になりました。2018年の年末といえば、2014年1月からスタートしたNISAについて、初めて非課税期間(5年)が満了することになります。

来年以降もそのままNISAを利用し続ける方にとっては、いわゆる「ロールオーバーするかしないか問題」があります。これはつみたてNISAに移行した方には無縁の問題です(来年から再びNISAを利用する場合は例外)。

一方、現在つみたてNISAを利用している場合でも、2014年にNISA口座で買ったファンドについては次の選択肢があり得ます。

  1. 2018年末まで持ち続け、そのまま特定口座に払い出す(移管する)
  2. 2018年末までに売却し、別のファンド(例:より低コストのファンド)に乗り換える

では、私はどうするか?ですが、実はこの論点については、私はもう1年以上前にアクションを起こしているのです。

 

1年1か月前に・・・

というのも、私の場合、昨年11月に上記2.の選択肢を採用し、非課税期間があと1年1か月残っているタイミングで、NISA口座のファンドを売却しました

そのときのことを書いた記事がこちらの2本です。

売却対象は指定できない・・NISA口座の投資信託を一部売却(前編)

特定口座で同額を買い戻す・・NISA口座の投資信託を一部売却(後編)

 

なので、2018年末に非課税期間が切れる分については、私の場合、もう特にやることがない無風状態なのです。

なお、当時なぜ非課税期間を余らせて売却したかというと、「前編」の記事(2017年11月)の中で次のように理由を述べているのでご参考に。

なぜ今回、売ったのか。

私の記憶が確かならば、ちょうど一年くらい前の「トランプ相場」が訪れるまで、私のNISA口座は全体として含み損になっていました。

その後、一転して好調な相場状況が続き、一部売却の直前には30%近いプラスになっていました。

これはこれで喜ばしいことですが、たった一年でかくも状況が変わるのです。また一年後はマイナスに陥っていることだって十分にあり得ます。

そんな中、損益通算ができないNISA口座では、なるべく「非課税期間満了時点でマイナスでした、残念!」という事態を避けたい。

こうしたことから、「残りの非課税期間」が短くなったファンドについては、十分含み益が出ている今のタイミングでNISA口座から「脱出」させようと考えたのでした。

 

今年も同じように4年目の売却をする…のか?

さて、今年も同じように、2015年にNISA口座で購入したファンドを非課税期間を残して売却するか、否か。

結論から申し上げると、今回は売却しません

現在、株価は下落傾向。まだNISA口座のファンドはマイナスに陥っていないので、今のうちに「脱出」しておくことも考えられます。

しかし、じわじわと値を下げている最中に売ってしまうのは正直悔しいモノがあります。行動経済学でいうところの「損失回避」の心理です。そして、「株価のことはあれこれ考えても仕方がない」という思いが去年以上に強くなったことも大きいです。

ということで、2019年末に非課税期間が満了する分については、なるべくギリギリまで保有するつもりでいます。来年の今頃どうなっているか分かりませんが、その時点の状況を受け入れようと思っています。

そもそもNISAの非課税期間が恒久化されれば、こうした悩みもなくなるのですが…。

 

if もしも、の話

ちなみに、「もし2017年に売ったNISA口座のファンドを今まで持ち続けていたらどうだったか」を調べてみました。

以下は「外国株式インデックスe」と「日本株式インデックスe」を売却した時点と、現在のそれぞれ基準価額です。

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先進国株式クラスはほぼ変わっていませんが、国内株式クラスはこの1年でそれなりに値を下げていたことが分かります。

つまり、1年前の私の判断はあながち間違いではなかったといえるかもしれません。

しかし、それは結果論。たまたまそうなっただけのことです。「ワイは天才投資家なんや!」と調子に乗ることなく、謙虚な姿勢を心掛けたいと思います。

 

ポートフォリオ整理の予告!

それにしても…。

この記事を書く際に久しぶりにマイポートフォリオの損益状況を確認したところ、多くの保有ファンドがまだそれなりのプラスで踏みとどまっていました。この数年間、順調に上がってきた分の貯金はやはり大きいということでしょう。

とはいえ、含み益がほぼなくなっているファンドもあるので、これを機にポートフォリオを整理してみようと考えています。

ついでに、先進国株式クラスの積立てファンドの変更も予定。「たわら」にサヨナラすることになりそうです。