開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

力を溜める一手

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昨年末、定例の資産状況把握を行いました。

その結果を受け、年始早々に次の2点を実施することにしました。

  1. 無リスク資産とリスク資産の比率変更
  2. リスク資産内のリバランス

 

1. 無リスク資産とリスク資産の比率変更

これまで私のポートフォリオでは、無リスク資産とリスク資産の比率を「20:80」としていました。

リスク資産の割合は比較的高いほうかもしれません。安定した職業(公務員)に就いていること、夫婦共働きで、かつ、妻も公務員であること等がその理由でした。

 

今回、これを「25:75」の比率に見直しました。

背景としては、年齢が上がってきたことや、昨年妻が民間法人に転職して収入が減ったことなどがあります。

 

現金比率引上げの財源

現金比率引上げにあたっては、現金が必要です。

今回はそのための財源をリスク資産を売ることなく捻出しました。

いわゆる「待機資金」の活用です。

 

私の資産の内訳は大きく「生活防衛資金(生活費1年分)」と「ポートフォリオ(投資に回す部分)」に二分されます。

でも、どうしてもそれ以外の現金=待機資金が発生しがち。

その要因は、例えば「生活費が余ったため」とか。コロナ禍で毎月の支出も減っており、その傾向は大きくなっているように思います。

 

さらに、私の場合、ボーナスを投資に回していません。このため、何か大きな買い物をしない限り、そのまま待機資金として積み上がることになります。

 

この待機資金がそれなりの規模になっていたので、今回これをポートフォリオに組み入れることで現金比率引上げを実現したのでありました。

なお、言わずもがな、今後は毎月ポートフォリオに積み立てる現金の額も増やすことになります。

 

定期預金へ!

また、今回の動きに伴い、無リスク資産の一部を住信SBIネット銀行の定期預金に1年預けました。

特別金利キャンペーン中のため金利年0.15%(税引後年0.11%)です。

 

他の銀行ではもうちょっと金利が良いところもあるよう。しかし、口座開設の手間や維持管理コストを惜しみ、この金利に甘んじることにします。

 

2. リスク資産内のリバランス

私の場合、リスク資産内の国内株式:先進国株式:新興国株式の比率が「20:60:20」となるよう目指しています。

しかし、年末時点に確認した比率は「16.8:65.4:17.8」。

先進国株式の割合が理想より5ポイント以上も高くなっていたため、リバランスを実行することにしました。

 

とは言っても、今回行ったのは、国内株式クラスのインデックスファンドを追加購入するだけのノーセルリバランス

売却によって課税されてしまうのを避けるためです。

リバランスの財源にも待機資金を充てました。

 

正直、こんな株価好調と思われるタイミングで追加投資することには抵抗ありまくりです。

でも、この先の株式市場のことは自分には分かりません。できる限り感情を差し挟まず、あくまで機械的に行うことに徹しました。

 

あわせて、毎月のインデックスファンドの積立額を微調整。

具体的には、国内株式、新興国株式のファンドの配分を多めにしました。

 

インデックス投資では、年一度でもこうしたメンテナンスを行うことが、リスク管理、パフォーマンス向上の双方の観点から大切だと言われています。

今回、自分としては「力を溜める一手」を指すことができたと考えています。