6月15日、第208回常会(通常国会)が閉会しました。
1月17日からの150日間の会期を終えたことになります。
日本国憲法第52条 国会の常会は、毎年一回これを召集する。
国会法第2条 常会は、毎年一月中に召集するのを常例とする。
国会法第10条(本文) 常会の会期は、百五十日間とする。
国会法には会期の延長規定も置かれていますが、直後に参議院議員選挙を控えていました(6/22公示、7/10投開票)。
このため、今年は延長されることなく閉会となりました。
閉会、イヤッッホォォォオオォオウ!
霞が関で働く役人にとって、国会の会期というのは実際の日数以上に長く感じられます。
毎日のように待機したり、夜なべして答弁を書いたりするのも、国会が開かれているからに他なりません。
また、国会での議論から派生して、資料作成、国会議員への説明、野党ヒアリングへの出席などの業務が次々と舞い込んできます。
国会は国権の最高機関なので、これらの仕事は当然と言えば当然です。
ただ、既存制度の運営や新規施策の企画立案と並行して行うことになるので、なかなか大変なのも事実。
このため、国会が閉会すると霞が関全体がとてつもない解放感に満ち溢れます。
忙しい時期だからこそ
今年の通常国会がいよいよ始まる1月初め、私は目標を立てました。
それは「会期中、週に3回筋トレする」というもの。
もともと、筋トレは時々やっていたんです。
でも継続的ではなく、思い出したときに漫然と散発的にやるくらい。
今回は一念発起し、国会会期中の150日間、月水金の朝に筋トレすることにしました。
150日という期間限定だし、忙しいときの方が時間を有効に使えそうな気がしたのです。
なお、筋トレをするのは、それが最強のソリューションだからです。
筋肉は裏切らない
筋トレとは言っても、腕立て伏せと腹筋をやるだけです。
NHK「みんなで筋肉体操」の5分番組二本立てを再生して、所要10分。
この二本立ては、新型コロナウイルス感染症が流行り始めた2020年春に放送されました。
何回も繰り返すうちに覚えてしまうのですが、筋トレのときは必ず録画を再生します。
講師の谷本道哉先生が「あと5秒しかできない!」とか「出し切らないと後悔する!」と励ましてくれるので、番組は欠かせません。
実践!
「みんなで筋肉体操」の腕立て伏せの回と腹筋の回では、それぞれ2種目ずつ行います。
①60秒インターミッテント・プッシュアップ(腕立て伏せ)
②エキセントリック・プッシュアップ(腕立て伏せ)
③ハイスピード・ニーアップ・クランチ(腹筋)
④ニーレイズ&ストレート・レッグダウン(腹筋)
複雑なカタカナの名前が付いていますが、どれも部屋で手軽にできる筋トレです。
このうち、私が取り組んだのは①、③、④の3つ。
①は1分間やや速めのテンポでひたすら腕立て伏せするだけですが、これがとてもキツイ。
直後に②をこなすのはまさにエキセントリックな所業であり、今の私には不可能でした。
よって②はパス。映像は流したまま休憩時間に充てることにしました。
少し休んだ後は③と④で腹筋を鍛えて、一日の筋トレは終わりです。
筋トレを続けた結果
そんなこんなで週3日、サボることなくコツコツと筋トレを続けました。
今のところ、上々の結果が出ていると思います。
1. 成長とモチベアップの好循環が生まれた
「60秒インターミッテント・プッシュアップ」では、初めの頃、連続20秒の腕立て伏せが限界でした。
それが続けるうちに、だんだん25秒、30秒と長くできるように。
数字で成長ぶりが見えるようになると、モチベーションも上がります。
すると、さらにまた秒数が伸びて今や連続45秒!
うまい具合に好循環が生まれました。
2. 筋トレしないと、何か落ち着かなくなった
始めた当初は筋トレするにも全く気乗りしませんでした。
それがいつの間にか、やらないとむしろ一日が始まらないような妙な気持ちに。
なんと、筋トレが習慣化したようなのです。
こうなればしめたもので、やがて苦もなく続けられるようになりました。
3. 心なしかスーツの上着がきつくなった
筋トレと言っても、所詮、週3回・実働3~4分の腕立て伏せと腹筋のみ。
筋肉隆々、カッチカチのムッキムキにはなれません。
それでも春を過ぎた頃から、何となくスーツがきつくなってきたような…!?
少なくとも上半身が引き締まった気がするのです。
筋トレとインデックス投資
番組内で谷本道哉先生はいみじくも断言します。
「筋トレは継続して行わなければ、効果は上がりません」
第208回通常国会が始まってからの150日間、目標どおりに筋トレを続けました。
そしたら確実に変わった。散発的に取り組んでいたときとは明らかに変わりました。
習慣化したことを此れ幸いに、国会がない現在も週3回、同じ筋トレをしています。
強引にまとめると、筋トレもインデックス投資と同じで、継続することが大事と実感したのでした。