(前編はこちら)
1人あたり10万円の「特別定額給付金」を受け取るにあたり、オンライン申請を行いました。
2009年にも1人12000円の「定額給付金」が配られましたが、このときオンラインという選択肢はありませんでした。
亀の歩みながら行政も進化しているのだ(多分)。
そして先日、給付金が振り込まれました。
経過
私の場合、給付金が振り込まれるまでの経過は次のとおりでした。
- 4月30日、令和2年度補正予算成立
- 5月8日、私の住む自治体でオンライン申請開始
- 5月10日、オンライン申請!
- 5月15日、「電子申請データ受領のご連絡」のメールが届く
- 5月21日、自治体から「特別定額給付金申請書」が郵送で届く
- 5月28日、登録した口座に給付金が振り込まれる
オンライン申請の下準備
まず、特別定額給付金のオンライン申請の手順については、総務省の専用ページに掲載されています。
マイナポータルからオンライン申請を行う場合は、以下の準備が必要です。
- 受給権者(世帯主)のマイナンバーカード
- マイナンバーカード読取対応のスマホ(又はPC+ICカードリーダ)
- 「マイナポータルAP」の検索、インストール
- マイナンバーカード受取時に設定した暗証番号(英数字6~16桁)
- 振込先口座の確認書類
私の場合、既に1. のマイナンバーカードを持っています(前編参照)。
2. については、スマホ未対応ですが、家にはPCとICカードリーダがあります。
このカードリーダは数年前にe-Taxで確定申告をするために買ったもの。今回、引き出しの奥から引っ張り出しました。
3. の「マイナポータルAP」とやらは何のために必要かよく分かりませんでしたが、とりあえずPCにインストール。
4. は一瞬ドキッとしたものの、ちゃんと用紙をファイルに格納していました。忘れている方も多いようですね。
5. も問題なし。ネットバンキングをしているので、PCの該当画面のスクリーンショットをアップロードすることで対応可能です。
確認書類画面の表示方法については、三井住友銀行の場合、「よくあるご質問」に掲載されています。
【「新型コロナウィルス感染症緊急経済対策」に伴う特別定額給付金(仮称)】振込を受ける口座の「確認書類 | よくあるご質問 : 三井住友銀行
いざ、申請!
準備ができたら、いよいよ申請です。マイナポータルというマイナンバー関連のサイトから「ぴったりサービス」というページへ。
私の住んでいる自治体では、GW明けに申請受付が開始されました。
きっと区役所の担当者がGW返上で作業してくれたのでしょう。
さて、申請の細かな方法は省略します。
というのも、所要時間はものの10分ちょい。書くまでもないからです。
インターネットでの買い物や諸手続(特にe-Tax)に慣れている方なら楽に手順に進んでいけると思います。
初めは「役所が手掛けた申請システム=絶対に使い勝手は悪かろう」と思い込んでいました。
しかし、いやいやどうして、なかなかの使い易さ。ストレスフリーで申請を終えることができました。
なお、これはあくまで個人の感想です!
私は役所の回し者である可能性が高いので、話半分に受け止めていただければ…。
毎日の報道ではオンライン申請の悪評判しか聞きません。それもまた事実なのだと思います。
ついに、というほどでもなく支給、ふと思ったこと
そして、この週末、5月28日に給付金が振り込まれたことをマネーフォワードで知りました。
オンライン申請したのは5月10日。3週間弱で手元に届いたことになります。
しかもまさか5月中に支給されるとは。関係者の皆様、どうもありがとうございました!
ただ、忘れないうちに…と早々に申請したとはいえ、我が家よりもっとすぐに現金が必要な世帯もあるわけで。
あっさりもらってしまい、何となく申し訳ない気持ちになります。
一人でも多くの人がオンライン申請を利用することで自治体の手間が減るのであれば、その分、自治体は申請困難者へのサポートなどに力を注いでほしいと思います。
一方、自治体勤めの知人によると「自分のところに申請書が来ない」という問合せが相次いでいるとのこと。
どうやら引っ越してきたときに転入届を出していなかったということのようです。
中には「もう10年以上住んでいるのに何で申請書が届かないんだ!」などと理不尽なクレームをつける人もいて、現場の混乱に拍車をかけているそうです(というか、住民税はどうしていたのか…)。
今回の全国民への一律給付は、期せずしていろいろな問題を顕在化させたのかもしれません。
10万円の威力、恐るべし。