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霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

ジュニアNISAのロールオーバー私事論考・前編

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ジュニアNISAのことなのですが、他人にとってはかなりどうでもいい「私事」について、わざわざ2回にわたってお送りします。

私個人としては、ブログを書きながら考えているうちに自分なりの解に辿り着いたのでハッピーです。

 

ロールオーバーは我が身に迫る問題だった!

先日、たまたま息子のSBI証券サイトにログインしたら、「重要なお知らせ」が届いていました。

中を見てみると、「【該当するお客さまへのお知らせ】2020年末のジュニアNISA非課税期間終了に伴う事前準備のお知らせ」とのタイトル。

どうやら、「2020年末で5年間の非課税期間が満了となるファンドがあるので、ロールオーバーするかどうか考えておいてね。もしロールオーバーする場合は手続が必要だよ!」ということらしい。

本お知らせは、2016年にジュニアNISA口座で購入された株式・投資信託等を保有されているお客さまへお送りしております。(2020年7月末時点)

早速ではございますが、2016年にジュニアNISA口座で購入された株式・投資信託等は、2020年末で5年間の非課税期間が満了となります。しかしながら、これらの株式・投資信託等は、手続き期限までに翌年のNISA非課税投資枠へ移す(NISA預りをロールオーバーする)ことで、さらに5年間非課税で保有することができます。

つきましては、10月頃より受付開始予定のNISAロールオーバーのお手続きに係る事前準備についてご案内いたします。

(「2020年末のジュニアNISA非課税期間終了に伴う事前準備のお知らせ」から一部抜粋)

 

そ、そうか…今年末で非課税期間が終わるのか…。

冷静に考えれば気付きそうなものですが、今回の「お知らせ」を読んで初めてそのことを我が事として認識しました。

 

もともとジュニアNISAの資産は我が家の資産にカウントしておらず、定期的なチェックもしていません。

なんとなく「息子のもの」という思いがあるからですが、それにしてもノーマークの度が過ぎたようです。

 

3つの選択肢

私の理解では、ジュニアNISAで非課税期間が満了する場合、3つの選択肢があります。

  1. ロールオーバーを行って、さらに5年間非課税で保有する
  2. ロールオーバーを行わず、特定口座(課税口座)に移管する*1
  3. 非課税期間満了前に売却して非課税の適用を受ける

 

これはNISAも同様ですが、つみたてNISAを利用しているとロールオーバーはできません。

このため、私の場合、今までは2. と3. の二択問題でした。

 

しかし、今回はジュニアNISA。1. という肢を選ぶことも可能です。

現在、息子は特定口座を開設しておらず、当面開設するつもりもないので、まず2. は落とすことにしましょう(特定口座がなければ一般口座に移管されるため、ますます面倒なことになる模様)。

 

そうすると、1. か、3. か。さあどうしよう。

 

息子のジュニアNISA、最大の問題

どちらを選ぶかを決めるにあたり、息子のジュニアNISAが抱える最大の問題を無視するわけにはいきません。

それは、保有ファンドが多すぎるということ。足掛け5年で合計6本もあります。

 

購入順に古いものから並べると以下のとおり。

  1. <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型
  2. 三井住友・DCつみたてNISA・全海外株インデックスファンド
  3. iFree 8資産バランス
  4. eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  5. 楽天・全世界株式インデックス・ファンド
  6. eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)【積立て中】

 

初期に変なルールを決めたり、あれこれ目移りした結果、こんなことになってしまいました。

何とかならんもんかな…と思うものの、後悔先に立たず。過去の記事(ジュニアNISAの積立商品を変更、もうこれで最後だろう)にも書いたとおり、既に諦めていました

 

ところが、あるとき、この問題を解決に導く一筋の光が射してきたのです(後編に続く)。

*1:この場合、「課税ジュニアNISA口座(特定預り)」に移管され、払出し制限がかかります。