開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

見知らぬ、ファンド

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現在、私のポートフォリオのリスク資産は、計9種類のファンドで構成されています。

その大半が先進国・国内・新興国の株式クラスのものですが、一つだけ毛色の違うファンドがあります。

その名は「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」です。

 

ファンドの概要

「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」はSBIアセットマネジメント株式会社が設定・運用する投資信託

主としてETF(上場投資信託)への投資を通じ、世界(日本を含む)の中小型株式へ実質的に投資する。FTSEグローバル スモール・キャップ インデックス(円換算ベース)を参考指標とし、中小型株式の基本投資割合は、米国60%、米国以外40%とする。原則、為替ヘッジを行わない。ファンドオブファンズ方式で運用。5月決算。

ファンド詳細│投資信託│SBIアセットマネジメント

 

以下のページにも詳しい解説が掲載されています。

SBIアセットマネジメント EXE-i(エグゼアイ)|EXE-i グローバル中小型株式ファンド

 

信託報酬は年0.331%(税込み)程度で、2020年6月時点の純資産額は約66.0億円です。

 

EXE-iシリーズの一角を堂々と担うこのファンドを「見知らぬ」というのはかなり失礼かもしれません(単に某アニメの第弐話をモジりたかっただけ)。

 

少し気になっていること

私の場合、2014年春頃から「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」の積立てを開始し、今に至っています。2013年5月の新規設定なのでまあまあ初期からの付き合い

当時「全世界の中小型株式」を実質的な投資対象としている点に物珍しさと魅力を感じ、いわゆるサテライト投資の一環として採用したことを覚えています。

 

一方、現在、中小型株といえば、「楽天VT(楽天・全世界株式インデックスファンド)」のことが思い浮かびます。

楽天VT」は全世界の大型株、中型株、小型株まで網羅する指数「FTSEグローバル・オールキャップ・インデックス」に連動。ライバルの「eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)」との数少ない違いの一つに挙げられるほどです。

 

つまり現在、中小型株にも投資したいという方にとっては楽天VTで事足りてしまう

なので、今や「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」へのニーズはほとんどないのではないか…。

今後もし純資産額が伸び悩んだり減少したりすると、ファンドの安定的運用や持続可能性そのものに影響が出ることを懸念しているのです。

 

でも、手放せない!

そんな思いを抱いていた矢先、コロナの影響で世界的に株価が下落。そう、少し前のことでした。

「EXE-i グローバル中小型株式ファンド」も含み損に。これはチャンス到来、まだプラスを維持しているファンドと一緒に売って損益通算することでポートフォリオを整理しよう!と色めき立ちました。

 

しかし、結局売却には踏み切らず。

というのも、眺めていると、このファンド、比較的値動きが大きいのです。専門用語だと「ボラティリティが高い」というやつでしょうか。

せっかく数年間買い続けてきたのに、よりによってマイナスのときに売るのは何かもったいないというか、癪というか。長い付き合いで愛着もあるし…。

 

何より「『全世界の中小型株式』を実質的な投資対象とする」という特徴にはいささかの変わりもありません

もうしばらく買い続けよう、持ち続けよう、ヨシ!と心に決めたのでありました。 

良く言えば初志貫徹、悪く言えば惰性。