2016年から始まったジュニアNISA。我が一人息子は私の管理のもと、制度開始当初から利用しています。
積立商品については、その時々の私の思いつきでちょこちょこ変えてきたところ、このたび4回目の変更を行いました。
変更というのは、「楽天・全世界株式 インデックス・ファンド」から「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」への乗り換え。ジュニアNISA口座で運用するファンドとしては通算6つ目となります。
我ながらちょっと節操ないぞ!
今に至るまで…
ここで改めて我が子のジュニアNISAの積立商品の変遷を振り返ります。
当初は、夫婦で分担して子どもの口座に入金していました。私が拠出した分は株式100%のファンドを、妻が拠出した分はバランスファンドを、それぞれ積み立てるというルールでした。
その後、バランスファンドに良い商品が相次いで誕生したことを受け、2回にわたり変更。
しかし、この機敏でマニアックな動きに、投資無関心の妻は当然ついてこられません。残念ながらジュニアNISAから離脱・脱退・退避することに。
2018年秋、私からの拠出に絞ったことに伴って、積み立てる商品を「楽天・全世界株式インデックス・ファンド(楽天VT)」に一本化したのでした。
当時、楽天VTは「これ1本で完結」という画期性によってインデックス投資家の心を鷲掴みにし、「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2017」で第1位を獲得。まさに飛ぶ鳥を落とす勢いでした。
私も「やれやれ、紆余曲折あったけど、これで息子のジュニアNISAも落ち着いたワイ」と思ったものでした。
オルカン、襲来
しかし、ジュニアNISAの積立商品を楽天VTに一本化した直後、「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」が彗星の如く新規設定されます。
その頃にはもう既に地位と名誉を確固たるものとしていた「eMAXIS Slim シリーズ」。その集大成ともいえる当該ファンドは、瞬く間に多くの支持を得ることになりました。
その魅力は言わずもがな最低水準の信託報酬。安心して積み立てていけることが大きいのです。
こうして「投信ブロガーが選ぶ!Fund of the Year 2019」では堂々の第1位に。目下、その座を脅かすニューフェイスファンドは見当たりません。
FOY2019の結果が早くも効いたのか、Night Walkerさんのブログ記事によると、本年1月の資金流入が大幅に増えたようです。
2月中旬現在の純資産総額では、楽天VT:約370億円、オール・カントリー:約180億円。まだ前者の方が2倍ちょっと多いですが、今後その差は縮まっていくのではないかと思います。
最後?の変更
このように、オール・カントリーには大きな将来性があります。
もちろん楽天VTも十分魅力的であり、どちらもそう変わらないことは頭では分かっているつもり。
でも、オール・カントリーをまったく持たないという選択肢もなあ…。ということで今般、ジュニアNISAでは楽天VTに代えて積み立てることにした次第です。
今に至るまでの積立商品の変遷をまとめると以下のようになります。
ほとほと節操がないと思うわけですが、もうこれで変更は最後でしょう、さすがに。
ジュニアNISA制度の廃止
なお、2019年末に閣議決定された「2020年度税制改正大綱」により、ジュニアNISA制度自体は2023年末で廃止となります。
逆に言えば「2023年まではジュニアNISAで投資可能」ということ。でも、非課税投資枠は80万円×5年間である以上、2016年からジュニアNISAを始めた我が子にとって、オール・カントリーを積み立てられるのは2020年の1年間だけということになるのかな?
その場合、オール・カントリーについては、2024年までの5年間、ジュニアNISA口座で非課税運用を行った後、「継続管理勘定」とやらに移管する、ということになりそうです。
実はこのあたりの制度の詳細をよく理解していません。金融庁ウェブサイトでは「継続管理勘定では20歳まで非課税で保有することができます」とあり、もはや何が何だか…。
ともあれ、合計6種類ものファンドを、あと10数年、一切整理できずに保有し続けることになります。
少々気持ち悪いですが、やむを得ませんね。初志貫徹せずフラフラした結果です。
過去記事紹介
ジュニアNISAに関する過去の記事をご紹介します。
読むのも恥ずかしい、かなり初期の頃の記事。ここで早くも1回目の積立商品の変更を行っています。
2回目の変更。「iFree 8資産バランス」から「eMAXIS Slim バランス(8資産均等型) 」に乗り換えました。
「ジュニアNISA口座への入金を忘れる」という失敗を契機に、楽天VTに一本化しました。これが3回目の変更です。