先日、大学1年生のときからずっと利用していたauを解約し、MNP(Mobile Number Portability)で格安スマホに移行しました。
au解約時の私の状況を整理すると次のとおりです。
- 昨年12月、auのガラケーに加えてスマホ(HUAWEIのP9 LITE)を購入し、2台持ちとした。
- SIMカードはOCNモバイルONEの音声対応。当時のキャンペーンで結果的に割安となったため、データ通信専用ではなくこっちにした。しかし、6か月間の最低利用期間あり(違約金8,000円)。
- ガラケーでは通話+Eメール、スマホでは通話以外の各アプリ・機能をそれぞれ利用。
- OCNモバイルONEのコースは、基本通信容量が最も小さい110MB/日のもので、月額基本料1,728円(税込)。
- 自宅が無線接続環境にあるということもあり、一日平均の通信利用量は20~30MB程度。つまり外ではあまり使わない。
- 2台持ちだった間の毎月の料金は、au:平均1,500円前後、OCNモバイルONE:1,700円台。
「6か月間の最低利用期間」の経過後、2台持ちを継続しながらデータ通信専用SIMに移行する選択肢もあったわけですが、結局、MNPで格安スマホに移行することにしました。
以下、au解約に至るまでの手順や感想をご紹介します。
1. MNP予約番号を取得
MNPを利用して携帯電話を移行するには、まずMNP予約番号を取得しなければなりません。auの場合、電話、EZweb(ガラケーのみ)、店頭の3チャネルがありますが、私はEZwebで予約番号を取りました。
しかし、auにとっては当然ありがたくないことなので、簡単には予約番号をもらえません。
MNPに要する費用の案内
- MNP転出手数料(auから請求)3,000円
- 新規事務手数料(転出先の通信会社より請求)3,000円
- サービス解除料(以下のサービスいずれかにご加入の場合、指定の解除料が発生)
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- 誰でも割9,500円
- 誰でも割ライト9,500円
- 年割3,000円
私の場合、いわゆる2年縛りの「誰でも割」が適用されており、解約しようとした時点で継続利用期間があと1年弱残っていました。このため、MNP転出手数料や新規事務手数料に加えて、9,500円のサービス解除料が発生することになります。しかし、2台持ちの煩わしさもあり、このタイミングで解約することの障壁とはなりませんでした。
長い重要事項説明
次に、 他の重要事項説明がなされますが、これがまた項目が多くて長いのなんの。店頭で手続した場合は、本当に一つひとつ説明がなされるのでしょうか。全部聞くのはかなりの苦行となりそうです。
後でクレームを付けられると困るというのも分かりますが、 穿った見方をすれば、auを解約しようとする人への「嫌がらせ」のようなものを感じます。
すべてのチェックボックスにチェックを入れたら、OKボタンを押して次へ。
auからの質問
やっとの思いで番号ゲット!
2. auから謎のCメール
予約番号を取得してから2日後、auからCメールが届きました。
曰はく「MNPお手続きの前にご提案がございます。157までご連絡ください。受付時間9-20時」とだけ。
「ナニナニ、自分だけの特別割引でもあるの??」と思ったわけではないものの、一応連絡。しかし、いつもの音声応答が流れるだけでした。あれはいったい何だったんだろう…。
3. そしてついに解約!auくんさよなら
MNPで他社に転出する場合、他社でのMNP新規契約完了をもってauの携帯電話の方は自動解約されます。別途、auショップ等で解約手続を行う必要はありません。
私の場合、昨年12月から利用していたOCNモバイルONEの契約を解除し、MNPに伴い新規でまたOCNモバイルONEと契約(以前のものとは別の契約)。もうガラケーはないので、もちろん音声対応SIMです。
これによりauも自動的に解約ということに。長い長い間、どうもお世話になりました。
4. 思うところ
au渾身の新サービス
私がMNP予約番号の取得手続きをする直前、auから、新料金プラン「auピタットプラン」の発表がありました。
「auピタットプラン」は、お客さまが使用したデータ利用量に合わせて、2,980円からの5段階の定額料金が自動的に適用されるムダのない料金プランです。
データ利用量の実績に合わせて料金が最適化されるという、画期的なサービスだと思います。
格安スマホの台頭に対するauの強い危機感が表れており、この新サービスについては評価したいと思いますが、それでもまだまだ「高い」という印象は拭えません。
また、新規の顧客獲得だけに執着し、長期利用者をあまりにも蔑ろにし過ぎた姿勢に強烈な不満を感じてきたわけですが、その不満を乗り越えるほどのインパクトはありませんでした。
また逢う日まで!
ただ、もし将来的に更にお得なサービスが登場したら、auと再び契約する可能性もあるかもしれません。そのときは過去の契約期間も考慮してサービスを上乗せしてくれると嬉しいですね。