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霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

それでも家を買いました 第1話「宿舎」

いま、私は3年前に購入したマンションに住んでいます。これから何回かに分けて、私の住まい探しの体験談あれこれ、特に失敗談などを記事にしていきたいと思います。

ちなみに記事のタイトルは昔のドラマ名から拝借。1991年のドラマということで、キャストの皆さんがとても若いけど、いろいろ古い…。

tod.tbs.co.jp

自分がこのドラマを観たのは平日夕方にやっていた再放送時のものだったと思います。もはや内容はほとんど覚えていませんが、分譲マンションのモデルルームを見学した田中美佐子さんが「ねえ、申し込む?」と夫(役)の三上博史さんに尋ねるシーンがたびたび登場したことだけは未だに記憶に残っています。

さて、話を本題に戻します。私、家を買うまでは、2LDKの賃貸マンションで妻と二人暮らしをしていました。家賃は114,000円。「住居手当」という名の家賃補助が27,000円あったので、実質負担額は87,000円でした。当時、妻が出産を控えており、家が手狭になるだろうということを大きな動機として、引っ越しを検討することにしました。

まず、引っ越し先の家を「買うか借りるか」ということになるわけですが、国家公務員には「公務員宿舎」という第3の道もありました。私自身、公務員宿舎に入居したことはありませんが、独身用・世帯用、新しい・古い、霞ヶ関から近い・遠い、駅から近い・遠い、広い・狭い等々、バリエーションはある意味豊かです。基本的に「宿舎に入りたい」という希望しか出せず、どこの宿舎があてがわれるかは蓋を開けてみないと分からないようです。

このため、「宿舎が決まったのは良いが、場所が武蔵村山だった…」ということも珍しくありません。一方、幹部ともなればそれなりに都内中心部の宿舎に入ることができるようです。一般的には「公務員優遇」の象徴とされる公務員宿舎ですが、その差は本当に激しいのが実情だと思います。

また、現在、宿舎の使用料(いわば賃料)は段階的に引き上げられています。引上げ後の姿はこの資料のとおりですが、まだまだ優遇と言われてもおかしくない水準で、将来的には更なる引上げもありそうです。

そんな中、我が家は、早々にこの宿舎という選択肢を落としました。仕事が忙しく、仮に遠い宿舎になったときに体力が持たないと思われたことが主な理由です。また、妻が他の公務員家庭との近所付合いを忌避したというのも大きな要因でした。

その後、今より広い場所に引っ越したい→でも今より職場から遠くなるのは嫌だ→そしたら賃貸の場合は家賃は上がるね→だったら買うか!と話が進んでいきました。すると、直ちに「中古か新築か」という2択問題が登場するわけですが、私と妻は、予算的な制約から中古マンションを探すことになります。(つづく)