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霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

はじめての確定拠出年金投資(大江英樹著)を読了

元証券マンで経済コラムニストの大江英樹氏の確定拠出年金解説本を読みました。 

はじめての確定拠出年金投資

はじめての確定拠出年金投資

 

この本の特徴は、何よりも「すぐに読めて分かりやすい」ということに尽きます。職場への行き帰りの電車の中だけで、2日で読み終えました。所要1時間半~2時間弱くらいでしょうか。本を読むスピードがあまり速くない私でもそうなのですから、きっと誰にとっても気軽に読めるのだと思います。

そのハードルの低さから、まったくの投資初心者がまず最初に確定拠出年金のことを知るために手にする本としては最適です。さらに詳しいことを知りたければ、竹川さんの本なりにステップアップすれば良いと思います。

また、個人的に面白いなと思ったのは、「リスク許容度」を決める要素として、「保有資産の額」と「リスク耐性」の2つを挙げている点です。「リスク許容度」という用語、つい最近まで曖昧な理解のまま使ってきましたが、2つの要素があるという考え方は腹に落ちました。強いて他に付け加えるなら、自分の職業と家族事情の2つくらいでしょうか。

これまで、iDeCo確定拠出年金に関連する本を4冊紹介してきました。残る代表的な本は、井戸美枝さん、山崎元さん、朝倉智也さんの三氏のものでしょうか。ここまで来たら残る3冊も読んでみたいと思っています。