開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

花の命はけっこう長い・・・保険の話(前編)

いま現在、民間保険の類には一切加入していません。

十数年前に就職した際、知り合いに頼まれて、医療保険・死亡保険・がん保険に順次入りましたが、幸いにも一度も請求することなく、3年前、一挙に解約しました。

医療保険がん保険は当然ながら掛け捨て。死亡保険は解約返戻金として払い込んだ保険料総額の7割くらいが戻ってきただけでした。

ではなぜ、今まで払い込んだ保険料を無駄にするなどの「損」をしてまで保険を解約したのか。それは、「保険で備えるべき『事態』がほとんど想定されないこと」にようやく気が付いたからです。

失業リスクが低いこと

私の職業は国家公務員であり、勤め先が倒産して失業するリスクは大きくありません。もちろんこれだけ厳しい国家財政状況の中、今後何があってもおかしくありませんが、それでも企業勤めの人と比べると安定感は「それなり」です。

共働き家庭であること

私の妻も同じく国家公務員として働いています。妻が仕事を辞めない限り、仮に私が死んだり就業不能になっても家族が路頭に迷うことはありません。「共働きは最大のセーフティネット」という表現を耳にしたことがありますが、本当にそう思います。

医療費を払えるくらいの貯蓄はあること

そして、十数年コツコツ働き続けてきたので少しばかりの貯蓄もあります。確かに人生何が起こるか分かりませんし、最悪の状況はいくらでも想像できるのですが、がんなどの大病を一つや二つ患うくらいでは、直ちに経済的に息詰まるケースはレアであると考えています。

 

もしもこの先、私か妻のどちらかが仕事を辞めるとか、悲しいかな離婚することになるとか、そうした事情変更が生じれば、保険の購入を検討するかもしれません。しかし、少なくとも今の状況では「不要」一択、というのが今の私の結論です。確かに払い込んだ保険料のことはMOTTAINAIことしましたが、それでも今後も払い続けるよりはマシだと考えているのです。