現在、私の金融資産は主に次の3つで構成されています。
このうち、ポートフォリオの中の「無リスク資産」については、現在、「SBIハイブリッド預金」として保有しています。
「SBIハイブリッド預金」とは、私がサブバンクとして利用している住信SBIネット銀行の商品。
SBIハイブリッド預金は、SBI証券と連携した円預金です。
SBIハイブリッド預金へ預入れたお金は、お客さまのSBI証券口座の買付余力に自動的に反映し、株式や投資信託、債券などの証券取引に利用できます。
また、証券取引に伴う精算代金は、受渡日にSBIハイブリッド預金とSBI証券口座との間で自動的に資金振替を行います。(自動スウィープサービス)
正直あまり理解できていませんが、「SBI証券口座に入金したら、SBIハイブリッド預金にもなる。逆もまた然り」くらいのイメージで利用しています。
SBIハイブリッド預金は「好金利」との触れ込みながら、3月1日時点で年0.010%(税引前)。ポートフォリオの無リスク資産は当面使わないお金なので、「もうちょっと良い条件で保有したいな」というのが長年?の懸案でした。
前回の記事(2019年インデックス投資関連計画)でも、今年の要検討事項の一つとして挙げたばかり。
そこで今回、早速一念発起し、ポートフォリオの無リスク資産の大部分を「定期預金」に、一部分を「仕組預金」に、それぞれ預け入れました。
住信SBIネット銀行の円定期預金
まず、定期預金について。
ちょうど現在、住信SBIネット銀行では円定期預金の特別金利キャンペーンをやっています。対象期間は2019年3月3日預入手続完了分までということで、今回はもう事実上終了でしょうか。
キャンペーンの特別金利(税引前)は、預入期間が3か月もの、6か月もの、1年もので、それぞれ年0.30%、年0.20%、年0.20%です。
このうち、1年ものを選びました。特別金利とはいえ、決して絶対的に高いわけでもありませんが、SBIハイブリッド預金の金利の20倍なのでまあ良しとします。
住信SBIネット銀行の円仕組預金「プレーオフ」
次に仕組預金です。
今回、ポートフォリオの無リスク資産のほんの一部を、住信SBIネット銀行の円仕組預金「プレーオフ」に預け入れました。
円仕組預金「プレーオフ」 - 募集要項|住信SBIネット銀行
円仕組預金「プレーオフ」とは、簡単にまとめれば、「定期預金よりも金利が高い一方、預入期間が不確定で、かつ、中途解約すると元本割れする可能性大」という商品。中途解約しない限りは元本保証があります。
まず、「預入期間が不確定」というのは、こういう意味です。
- 当初の預入期間は1年間。
- しかし、当初の預入時点では最終的な預入期間は確定しておらず、最大9回の預入期間延長の可能性がある。すなわち、預入期間は最長で10年間。
- 預入期間の延長を決定する権利は銀行側にある。
なので、最長で10年間は中途解約ができないという覚悟が必要となります。
10年もあれば何が起こるか本当に分かりません。このため、「プレーオフ」に回した現金はごく一部だけにしたというわけです。
次に、気になる金利。
これは、「プレーオフ」の2つのタイプ、「フラット型」と「ステップアップ型」で異なります。
なお、以下の金利(税引前)は私が申し込んだ際の適用金利で、3月2日時点の募集要項ではこれらより低い金利となっています。
- 「フラット型」の金利は年0.25%で、最長10年の預入期間で一定。
- 「ステップアップ型」の金利は、1年目:年0.22%、2年目:0.23%・・・8年目:0.29%、9年目:0.40%、10年目:0.75%と上がる。
今回、私は少しの遊び心を込めて「ステップアップ型」を選びました。特に9年目と10年目の金利が魅力的です。
とはいえ、毎年、銀行側に預入期間の決定権がある以上、そんなオイシイ話にはならないでしょう。早いうちにその存在を忘れてほったらかしにしておこうと思います。
これまで、「仕組預金」というワードには「何か危なそう…」という印象しかありませんでした。しかし、この「プレーオフ」は中途解約さえしなければ元本が保証され、比較的好金利。
リスクをしっかり理解したうえで、無リスク資産の運用に仕組預金を活用することにしたのでした。インデックス投資のちょうど良い暇潰しにもなりそうな気がしています。