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霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

我が家の資産の「置き場」と「種類」を妻と共有する

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このブログで何度も紹介しているとおり、我が家では、私だけが投資や資産運用に熱心で、人生の相棒である妻は一切これらに関心を持っていません。

このため、妻が自分の口座(銀行、証券、iDeCo)を見ることは本当に稀です。

日々のお金の遣り繰りに困っていないとも考えられ、それはそれで悪くないのかもしれません。

とは言え、少なくとも自分の資産状況くらいはたまに把握しておいた方が良いのは確か。ただ、まず驚くべきことに、妻は、私がおカネの話をするだけで「どうでもいいよ!それよりも・・・」と機嫌を損ねることが多々あります。

また、幸い妻の機嫌が悪くならなかった場合でも、私が本人の目の前で該当画面を開いてあげるなど、相当なお膳立てをしなければ自分の口座を見てくれません。

そしてついに何とか見せる段階まで漕ぎ着けたとしても、「ふーん」の一言でおしまい。もはやちゃんと残高を確認しているかどうかも怪しいくらいです。

そんな状況なので、かねてより「もし急に私の身に何かあったらどうなるんだろう」と危機感を募らせていました。

私は自分の資産はもちろん、妻や子ども名義の口座のことも全て把握しています。しかし、妻はこのままではきっと、自分の銀行の預貯金以外にはアクセスできないでしょう。

私がいなくなった後、妻を途方に暮れさせたり、経済的に困らせることは避けたいと思うのです。

 

資産の置き場と種類のリストを作る

そこで、私は、一家の資産がどの金融機関にどのような形で置かれてあるかの「全容」を簡単に一覧にして、紙媒体と電子媒体で妻に渡しています。

例えば、私個人の資産については、

と記載。妻の資産も次のように並べています。

 そして、一応、一人息子の分も。

内容は総じてシンプルながら、妻にはこれだけの記載で理解できるくらいの知識やポテンシャルがあるはずです。

また、こうした口座にインターネットでアクセスするには当然、IDやパスワードが必要となりますが、それらはすべてキングジムの「ミルパス」に入れて管理しています(関連記事⇒ IDやパスワードをどうやって管理していますか?)。

ですので、リストの情報の他は、ミルパスのマスターパスワードだけを妻に覚えておいてもらえれば十分というわけです。

 

なおも残る不安

「よし、これで万全、いつでも死ねるぜ!」と思いたいところですが、不安がないわけではありません。

そう、それは、妻が無関心すぎるあまり、紙も電子媒体も紛失してしまうという事態です。

これを防ぐために、今後、折に触れて妻に「あれ、持ってるよね?」と確認するつもりです。なお、その際は、たったの一言で機嫌を損ねてしまうことがないよう、先方の顔色をうかがいながら慎重にタイミングを見極める必要があります。

 

年を取ることは、もう一つの問題

また、ずっと先の話ですが、夫婦揃って高齢になり、先に私が亡くなるというケースのこともいずれ考えねばなりません。

そのとき、妻の判断能力が低下していたり、何をするにも億劫になっていることだってあり得ます。

ですので、年を取るにつれ、今よりももっと資産の置き場や構成をシンプルにしていくことが必要になるかもしれません。

とはいえ、30年後、40年後、今の枠組みやサービスがそのまま維持されているとも考えにくい。

そうした未来のことは予測しようもありません。少なくとも、自分の子どもに資産運用への関心を持ってもらい、私たちの資産の置き場と種類のことをしっかり共有しておくことが大切なんだろうな…と、朧気ながら考えています。