開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

予算委員会などで最近は投資のことが入り込む余地わずか

f:id:unicorn5:20180322005721j:plain

 

年が明けてから、目に見えて記事を書くペースが落ちてしまいました。

「ネタが尽きつつある…」ということも理由の一つではありますが、「仕事やプライベートでゆっくりブログを書く余裕がない」ということが大きいです。

 

国会では来年度予算案を審議中

まずは仕事の話から。1月22日、第196回通常国会が開会しました。

通常国会が開くと、まず総理の施政方針演説、これを受けての与野党による代表質問(衆・参の本会議)が行われます。その後、内閣が提出する来年度(平成30年度)予算案の審議へと続きます。

予算案の審議の舞台は「予算委員会」。衆議院予算委員会から審議され、ここで可決されると、次に参議院予算委員会での審議に移ります。政府・与党としては新年度に入る前に予算案を成立させることを目指します。

現在の国会では、参議院予算委員会で来年度予算案を審議しています。

来週(3月26日の週)は佐川前国税庁長官の証人喚問を控え、波静かではありません。しかし、万が一採決まで至らないとしても、「衆議院の優越」(憲法第60条第2項参照)により来年度予算案は年度内に成立する見込みです。

 

予算委員会で予算の話をしない?

本年の予算委員会では、少し前なら「裁量労働制のずさんデータ問題」、最近では「森友学園の決裁文書書き換え問題」のことばかり議論しています。

「それって来年度予算案と何か関係あるの?」と思ってしまいますが、「世の中のことは何でも予算に関係する」という理由から、予算委員会では何を質問しても良いということになっているようです。

このため、総額97兆7,128億円にのぼる来年度予算案の様々な中身についてあまり話し合われることはなく、その時々の「旬」のテーマが取り上げられているというわけです。

しかし、この現状に対しては批判的な考えもあり、現外務大臣である河野太郎氏も、昨年、一議員の立場から苦言を呈されています。

来年度の一般会計予算は97兆4547億円。

今、予算委員会で盛んに質問されている森友学園の土地の値引き額は8億円。

比較すると0.000821%だ。(ん、桁数あってる?)

というより、森友学園の問題は、予算というよりも決算の問題ではないのか。

97兆4547億円の中には、福島原発事故関連の予算も含まれ、南スーダンに派遣されている自衛隊のコストも含まれ、大学の研究者が科研費を使おうというときのローカルルールも関係し、霞が関の旅費を簡素化することも含まれ、国会の委員会の質問通告が異常に遅くて発生している国会や霞が関の人件費をはじめとする様々なコストも含まれ、社会保障費や子育て支援の予算も含まれ、北朝鮮のミサイルに対する防衛費や尖閣諸島を守っている海上保安庁の巡視船の予算も.....。

予算が成立するまで、そんなものをみんなスルーしていいのか。

(以下略)

97兆4547億円vs.8億円 | 衆議院議員 河野太郎公式サイト

繰り返しになりますが、この記事は昨年のものです。

予算委員会の現状について、一公務員である私からはコメントしづらいのですが、もっと建設的な議論があって良いと個人的には思っています。

 

それでも国会対応は発生中

幸い(?)、私は裁量労働制の担当でも、森友学園の担当でもありません。ですので、膨大な量の国会答弁や野党ヒアリングの準備、省内外への説明等々…諸々の対応に連日忙殺される悲惨な状況には陥っていません。

しかし、それでも与党議員や一部の野党議員の中には、本来の予算案のことや、中長期的な政策課題のことについて真正面からの質問する方も少なからずいらっしゃいます

また、3月中旬以降、所管委員会(各省庁の行政分野に対応して置かれる委員会)も「店開き」したため、私が担当する業務に関する質問がなされることもしばしばあります

つまり、国会対応のため平日夜の帰宅時間はやや遅め…。ここ1~2か月はそんな日々が続いています。

なお、「国会対応」という業務については以下の2つの記事にまとめています。よろしければどうぞ。

 

休日の過ごし方

私の場合、1つのブログ記事を平日夜にコツコツと書いて推敲します(生産性低め)。ですので、今の状況ではなかなか筆は進みません。

さらに、休日の時間はできる限り家族のために使うことにしています。妻と会話したり(仕事や子育ての愚痴を傾聴したり?)、甘えん坊の子どもと遊んだり、家族で出掛けたり…。

そもそも、平日はほとんど家にいないにもかかわらず、休みの日もパソコンに向かってブログを書くなどという行動をとれば、我が家の場合、家庭が崩壊します

「つみたてNISAフェスティバル2018」がある4月21日も、日頃の不在を埋め合わせるべく、1泊2日の旅行に出掛けることにしました。

ですので、つみフェス2018は枕を濡らして不参加です。日頃、もうちょっと早く帰宅できていれば、妻も快く参加を認めてくれたと思うのですが、やはり優先すべきは家族です。

 

それでいいのだ!

このように、今現在、投資のことが生活に入り込む余地はほとんど残っていません

でも、かえってそれでいいのだ、と思っています。

慌ただしいお蔭で毎日の株価の動向は気にもならず、自動でファンドが淡々と積み立てられていくのみ。着実に資産形成のタネを撒き続けることができています。

唯一問題があるとすれば、投資や資産運用に関する知識が一向に増えないこと。私がこのブログを始めたきっかけの一つは、「考えたこと・学んだことをアウトプットしていくことで、自分の知識を増やすこと」なので、そういう意味では今の状況はよろしくありません。

一方、これ以上投資のことを勉強したところで、インデックス投資家としてやることは変わらない気もしています。まだまだ知らないことだらけですが、もう既に自分なりのスタイルは確立されているのです。

とはいえ、今日は何とか記事を一本を書きあげました。これからも、無理なく投資とブログを続けていきたいと思っています。