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霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

それでも家を買いました 第2話「中古」

子どもが生まれるのを機に引っ越しを考えた我が家、まずは中古マンションを探すことにしました。

義親から紹介された私鉄系不動産会社の営業マンに、こちらの希望に合った物件を30くらいピックアップしてもらい、そのうち気になった6つのお部屋を見て回りました。部屋の中まで見ることができたのは3つで、売り主さんが居住中のものが2つ、残りの1つは空き家物件でした。

売りに出しているのに部屋を内覧できないとはどういうこと?と思いますが、外出や部屋の清掃といった物理的な都合であったり、他人を家にあげる以上「本気で検討してくれる人」でなければお断り!といった心情的なものであったり、事情は様々のようです。

見て回った6つの中古マンションの中で一番気に入ったのは、築5年(当時)の物件。地上15階建ての5階のお部屋で、駅徒歩3分、角部屋、リビングは南向きで陽当たり良好、広さもまずまず、職場へのアクセスもまあまあという好条件。特に、自分が学生時代に一人暮らししていた街から近かったため、私は強いノスタルジーを感じ、内覧からの帰り道にはもう「あの家に住みたい」という気分でした。

しかし、妻がどうも乗り気でない模様。理由を聞くと、リビングが狭い、部屋の形が変則的で家具の配置に苦労しそう、とのこと。家は人生で一番大きな買い物、全会(夫婦2名)一致は大原則ですので、残念ながらひとまず「保留」となりました。

営業マンが紹介してくれる物件のネタは既に尽きています。「でももっと他にいろいろ見てみたい」という妻、「あそこでいいじゃないか」という私。ガップリヨツのまま事態が膠着する中、たまたまとある中堅不動産会社のパンフレットを手にする機会がありました。そこには新築マンションのラインアップが掲載されており、そのうちの1つのマンションに妻と私の4つの目が留まります。(つづく)

【シリーズ過去記事】

それでも家を買いました 第1話「宿舎」