開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

初めてスマホを買うの巻

先日、初めてスマホを入手しました。いわゆる「格安スマホ」というやつで、ガラケーau)との2台持ちの状況です。

今や周囲の95%以上(推定)がスマホを使っている中、私は頑なにガラケーを使い続けてきたわけですが、それには次のような理由がありました。

1.お金がかかる

docomoソフトバンクauの「3大キャリア」でスマホを使うと、月に数千円の利用料金が発生すると聞きます。徐々に安いプランも出てきているようですが、自分の今の毎月の料金は1000円台であり、コストに敏感な人間としては、携帯電話に何千円も使う気にはなれませんでした。

auを解約して、MNPで格安スマホに完全移行するという選択肢もありますが、ezweb.ne.jpのメールアドレスを広く使っており、すぐにはこのアドレスを手放せないという事情もありました。

2.自分の時間がなくなりそう 

スマホは魅力的なデバイスです。手軽にインターネトに接続できるわ、LINEでいろいろな友人と連絡はとれるわ、いつでもどこでもツイッターはできるわ、そしていろんなアプリで何かと遊べて便利になるわ…。でも、いま、仕事や子育てで自分の時間がほとんど取れていないのに、これ以上時間を費やすオモチャを手に入れてどうする?といった葛藤がありました。

3.「なんとなく」の反発

スマホを利用している人の一部(それなりに多数)はマナーがなっていないように思います。前方からスマホ歩きで向かって来られるのは危ないし、前をスマホ見ながらノロノロ歩かれるのは大迷惑だし、満員電車の中でスマホをコツコツ背中に当てられるのは不愉快だし…、スマホユーザーの文字どおり「傍若無人」の振る舞いに、スマホというモノに対して、まったく良い印象を持てませんでした。自分はそんな奴らと同じグループには入るまい、と反発していました。

そしてついに・・・

私の妻もずっと「安いから」という理由でガラケーでした(夫婦の携帯電話の料金は月4000円以下だった!)。女性なのでなおさら珍しかったと思いますが、ママ友からの度重なる勧誘に屈し、今年の8月、一気に格安スマホに完全移行。今ではそれなりに楽しく、そして低コストで利用できているようです。

そんな妻を横目に、自分もスマホの便利さに魅力を感じてきたものの、「スマホにしたらこんなアプリを使いたい!」といった決定的な動機がなく、決断を先延ばしにしていました。

最後は勢いです。妻からの「あなたもスマホすればLINEでやり取りできるのに」という緩やかなプレッシャーもあり、新宿で別の用事があったときに量販店に立ち寄りました。店員さんの話を聞いて納得のうえ即決し、台湾メーカーであるHUAWEIの「P9 LITE」というスマホと、音声通話機能付きSIMカード(他の割引の関係・半年縛り)を買いました。しばらくはガラケーにかかる料金とスマホにかかる料金で、今のほぼ倍のコスト、3000~4000円くらいかかりそうです。

さらば手帳

スマホでスケジュール管理をすることにしたあおりで、10年ほど使い続けてきたQuoVadisの手帳(Tripのサイズが好きだった)は引退となります。デザインにもまったく飽きが来ず、使い勝手がとても良かったので、リフィルを買うのが年末の恒例行事になっていたのですが、寂しいものです。

で、半年後どうするか?

スマホを購入して日が浅いこともあり、今のところあまり使いこなせていません。P9 LITEは初心者向けの機種のはずですが、それ以前に様々なアプリが自分にはtoo much気味に感じ、これからスキルアップしていかなければ宝の持ち腐れになりそうです。自分の時間を見つけて試行錯誤あるのみですね(でも「ポケモンGO」はやる予定はありません)。あと、2台持ちは思った以上に面倒に感じます。

半年縛りがなくなる来年6月、データ通信専用SIMに切り替えて2台持ちを継続するか、それとも徐々に環境を整えてMNPによりauを解約するか、今のうちから悩んでいます。auは2年縛りの契約があと1年半ほど残っており、それまでに中途解約すると1万円程度のペナルティを支払う必要あり、という事情も存在します。

なお、私は大学進学の際に上京して以来、忠実なau(当時はIDO)ユーザーでしたが、auは長く継続して利用している顧客をまったく大事にせず、新規加入する人のためだけにサービスを手厚くしていることにずっと不満を感じていました(あくまで個人的な印象。たぶんdocomoソフトバンクも同じだと思いますが)。改善なくば一消費者としてNO!!を突き付けたいとずっと思っていた今日この頃、そろそろそのタイミングかもしれません。