開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

2017年7月(夏休み期)の資産状況

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2017年7月14日時点の資産状況を記録しておきたいと思います。

私の場合、これまで年末に限り、リバランスのために資産状況をチェックしていました。
昨年11月からブログを始めるようになり、そのネタを作り上げるべく、1年のうち、5月(GW)、8月(夏休み)、12~1月(冬休み)の比較的時間がある3回のタイミングで資産を把握していく心づもりでした。

ところが、今年のGWは仕事が立て込んでいて気持ちの余裕がなく、のっけからすっぽかしてしまうことに。ですので、少し早めに「夏休み期」の把握を行います。テキトーかもしれませんが、これくらいのノリでやっていこうと思っています。

前提

これまでブログに書いたこと、書いていなかったことありますが、まずは基本情報を整理します。

  • 生活防衛資金(だいたい1年分の生活費)を確保したうえで、それ以外は基本的にリスク資産に投資することで資産運用を行っています。
  • リスク資産に重心を置いているのは、公務員の共働き世帯であること、妻が無リスク資産を比較的多めに保有していることなどが理由です(夫婦仲重要!)。
  • 私のリスク資産の中身はすべて株式クラスのインデックスファンドで、国内株式:先進国株式:新興国株式の比率が「2:6:2」となることを目指して積み立てています。

また、今回の記事は私のリスク資産(まだ規模が小さいiDeCoは除く)に限った記録です。
つまり、「吊られた男の投資ブログ」で使われているイメージ図を拝借すると、今回の記事は「赤線で囲った部分のお話」ということになります(オレンジ色のボックスの大きさと金額は関係ありません)。
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保有する投資信託の損益(2017年7月時点)

◎特定口座

ファンド名 損益(%) (参考)2016.12
日本株式インデックスe 50.69 41.44
ニッセイTOPIXインデックスファンド(積み立て中) 16.37 9.17
外国株式インデックスe 58.75 47.81
ニッセイ外国株式インデックスファンド 15.98 11.12
たわらノーロード 先進国株式(積み立て中) 1.74 -
eMAXIS新興国株インデックス 17.47 -1.85
野村インデックスファンド・新興国株式 24 10.13
たわらノーロード 新興国株式(積み立て中) 1.47 -
EXE-iグローバル中小型株式ファンド(積み立て中) 21.89 20.47
合計 23.42 15.59


◎NISA口座

ファンド名 損益(%) (参考)2016.12
日本株式インデックスe 30.04 22.05
ニッセイTOPIXインデックスファンド(積み立て中) 14.63 9.91
外国株式インデックスe 25.37 16.72
ニッセイ外国株式インデックスファンド 15.32 10.85
たわらノーロード 先進国株式(積み立て中) -0.03 -
合計 18.92 13.97


特定口座とNISA口座の総合計の損益は、21.58%でした。2016年12月時点の損益は14.93%だったので、今年に入ってから順調な運用ができているようです。
しかし、去年の今頃はむしろ青字(マイナス)の方が目立っていたと記憶しており、一喜一憂しても意味はありません。来年の今頃は全く逆の状況になっていることだって大いにあり得るのですから。

アセットアロケーション(2017年7月時点)

続いて、資産配分(アセットアロケーション)です。円グラフにするとこのようになりました。
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特に国内株式クラスの割合が高くまだまだズレがありますが、それでも2016年12月時点と比べると、少しずつ理想の姿に近付いていることが分かります。慌てることなく、基本的に毎月の積立によりズレを解消していきたいと思っています。

投資の話題のシャワー ~インデックス投資ナイト2017に参加して~

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インデックス投資ナイト2017に参加してきました。

出会い、感動、発見、後悔、いろいろありましたので、思うがままにまとめました。企画・運営された皆様、素晴らしい機会を設けていただき、どうもありがとうございました&お疲れ様でした!

 

1. 会場入口にて

開場時刻である17時の10分前に渋谷・東京カルチャーカルチャーに到着。既に数人が集まっていましたが、皆さん古くからの知り合い同士のようで、会話も弾んでいます。一方、手持ち無沙汰ですることがない私。

「こ、これは来てはいけなかったかもしれない…」今から振り返ると、開場前は我慢の時間帯でした。

 

2. 席に着く

17時になり、整理番号順に会場へ。私は20番台と若い番号だったため早めに入ることができ、壇上が見えやすいテーブルに陣取りました。

しばらく私一人でしたが、一人二人と自分がいるテーブルに人が集まり、合計5人に。そして、サービスのドリンクでの乾杯を合図に会話スタート。投資ベテランの方、初心者の方、遠くからお越しの方などなど、多様なメンバーでした。

追記(2017.7.12):同じテーブルの5人中、4人が初参加で、全員が一人での参加でした。似たような人はけっこう多かったのではないかと思われます。

場内は徐々に人が増え、賑やかになってきましたが、誰も話していない静かなテーブルも見られました。余計なお世話ですが何かもったいない…。

 

3. 開演~第一部 投信ブロガー座談会「インデックス投資ブロガーは実際どうやって投資してるの?」

1時間の雑談の後、いよいよ開演!金融庁の今井さんのご挨拶の後、同僚女性が紹介されました。聞けば昨年12月に入庁したばかりとのこと。金融庁中途採用や外部人材の登用(弁護士事務所や外資系金融機関からの出向など)を積極的に行っていますが、この方もそうなのでしょうか。

そして、第一部。オンラインではよく存じ上げている4名のブロガーの皆さんが、投資を始めたきっかけや、初心者にインデックス投資を勧める理由などについて語り合います。吊ら男さんが「自分は積立NISAを利用する」とお話しされていたことが印象的でした。

皆さんのお話は4者4様であり、投資家の数だけ投資の在り方が存在することを改めて認識。自分の感覚ではあっという間に座談会の時間が過ぎ去ってしまったので、もっと話を聞きたかったです。それにしても、皆さん、こういうイベントの壇上で堂々と分かりやすく話すことができていて本当にすごい。

 

4. 第二部 特別ゲスト登壇「GPIFの森さんになんでも聞いてみよう!」

今年のインデックス投資ナイトの目玉企画といえるでしょう。GPIF投資戦略部次長・広報責任者の森さんとブロガーのイーノ・ジュンイチさんが登壇。各自の自己紹介もそこそこにいきなり質問コーナーに入る思い切りの良さ。

広報責任者というお立場だと、新聞やテレビの記者との付き合いが多いのだと思います。しかし、おおよその質問内容が予測できる記者とは違い、何を聞いてくるか皆目見当がつかない個人投資家からの質問を、森さんは見事に受けきった感あり。そして、その回答は常にシンプルで一貫していました。

個人的に面白いなと思ったやり取りは次の4つ(私が理解した範囲で書いています)。

質問者「損を出すとマスコミから批判され、利益をあげるとスルー。GPIFの中の人はそのことについて怒っている?」

森さん「もう慣れている」

 

質問者「ESG投資*1は成功するか?」

森さん「ESG投資で儲かろうとしているのではなく、企業がESG対応を行うことで市場が底上げすれば結果的に良い運用ができると考えている」

 

質問者「運用が成功すると、将来の年金の給付水準は上がるのか?」

森さん「運用している資金が占めているのは給付の1割程度。残り9割は現役世代の保険料と国庫負担から」

 

質問者「年金の運用がうまくいくと、GPIF職員のボーナスも上がるか」

森さん「それはないです」

 

5. 第三部 有識者座談会「インデックス投信の課題とアクティブ投信の可能性」

しばし歓談の後、いよいよ第三部へ。カン・チュンドさんの軽快な司会の下、山崎元さんとアクティブファンドの関係者お二方が、百年戦争ともいえるテーマについて語り合います。

インデックス投資しか知らない私にとっては、物心?ついたときからアクティブ運用はもはや知る必要性がない存在でした。今回の企画を通じて、アクティブ運用の世界を垣間見ることができたのは非常に良かったです。

ところどころ内容が専門的で理解できませんでしたが、「アクティブな運用をしているからコストがかかっているわけではない」「アクティブファンドは合理的なものではなくアートの側面がある」といった発言は深く印象に残りました。また、信託報酬が0.3%を切るノーロードのアクティブファンドが既に出ていることにはびっくり(「社内での意思決定は決して簡単ではなかった」とのこと。そりゃそうですよね)。

インデックス投資にこだわり続けるなら、反対側の考え方や現状もよく知っておくことが大事だよな、と思ったのでした。

 

6. 終了!からの二次会!

第三部の終了とともにインデックス投資ナイトは閉幕。しかし、直ちに有志による二次会開始。一次会参加者の半分以上が残っていたように思います。

一次会では席が事実上決まっていたので、基本的には同じテーブルの皆さんと会話をしていましたが、二次会はフリースタイル。ここでは社交力が問われることになるため、それを苦手とする私は一人でシャンディガフをちびちび飲んでいたことも…。二次会の時間は1時間しかないので、この数分間は実にもったいなかった。

それでも後半は挽回し(?)、この日のために用意したブロガー名刺の交換をきっかけに、憧れの著名ブロガー(総じて気さくで優しかった)、ツイッターをフォローしている方、名もなき投資家…何人もの方とお話しすることができました。

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楽しかった二次会もあっという間に終わり、帰路につくことになりました。

 

7. 全体を振り返って

今回、インデックス投資ナイトに参加し、17時から22時までという5時間もの長い間、投資に関する話題のシャワーを浴び続けることができました。隣の席の女子が「あ、VT、買えてた~」とか話しているのを耳にしたりもするわけで、まさに非日常の世界でした。

そして、私にとってオフ会というものは初めてだったのですが、「インデックス投資」という、同じ話題を持つ集団の中に身を置くことでもたらされる高揚感や安心感がそこにありました。

来年の投資ナイトにも、Fund of the Yearにも、小規模なオフ会にも果敢に参加し、もっと投資について深く知り、投資の話に花を咲かせていきたいと思っています。

改めて、実行委員の皆様、私と話してくださった皆様、どうもありがとうございました!

 

追記(2017.7.10)

本記事は、恐れ多くも次のブログでご紹介いただいています。どうもありがとうございます。

*1:環境(Environment)、社会(Social)、ガバナンス(Governance)の要素を考慮する投資のこと。詳細はGPIFの解説参照。

再考、なんのために投資をするのか

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インデックス投資を行うようになって早10年。改めて「自分はなんのために投資をするのか」を考えてみたいと思います。

これまで「早期リタイアしたい」とか「豊かな老後を過ごしたい」などと漠然と考えてはいました。ただ、これらの考えは、「投資をしている理由」としては、どうも自分の腹の中で完全にストンと落ちていませんでした。

そんな折、小説「永遠のディーバ -君たちに明日はない4-」垣根涼介著。単行本「勝ち逃げの女王」の文庫化にあたり改題)の中の一節に目が留まります。

人間、もう必要とされなくなった場所に居てはいけないんだよ。だったら、そんな場所はとっとと捨てて新たに必要とされる場所を探したほうがいい(p123)

これは、物語中、経営破たんした「山三証券」の元証券マンが、潔く退職を受け入れた理由を主人公に語る場面での台詞。たかが小説(フィクション)の一節に過ぎませんが、私の心にはとてもズシリと響きました。

 

というのも、早かれ遅かれ、いつかは自分も組織から戦力外通告を受けることになるからです。

私が勤務する霞が関は、比較的「選抜」が遅いことで知られています。つまり、ある程度のポジションまでは同期横並びで出世する可能性が高いわけです(よほどのヘマをかましたり、体調を壊したりしなければ)。この慣行はモチベーションを長期間維持させるためだと言われていますが、それでもポストには限りがあるので、やがて一人ひとりに順次「不要」の烙印が押されていくことになります。

もし自分がそうなったときにどう立ち振る舞いたいかを考えたとき、組織(天下り先を含む)に残るのではなく、「自分をもう必要としなくなった場所から立ち去る」という選択肢を持っていたい。

そのために、積み重ねてきた知識や経験と同じくらい重要となってくるのが、経済的な基盤ではないかと思うのです。

経済的な基盤があれば、どれだけ給与水準が下がったとしても、自らを必要としてくれる場所へと一歩踏み出す勇気を持てるハズ(その場所が、会社なのか、NPOなのか、はたまた町内会なのか、見当もつきませんが…)。

この小説の一節に出会い、「自分が投資を通じてせっせと資産形成に励んでいるのは、まさにこのためなのかな~」ということを認識したのでした。

なお、以上の私の考えは、組織に残って仕事を続ける人や関連団体へ再就職する(天下る)人を全て否定するものではありません。いくつになってもその場その場で求められながら、行政に関わって活躍している先輩はたくさんいます。為念。

 

小説「君たちは明日はない」はおススメ

リストラ面接官が主人公の小説「君たちに明日はない」シリーズについては、これまで3作品を読んでいました。しばらく昔のことだったのでその存在を忘れていましたが、先日のmushitoriさんの次の記事で、残り2作があることを知りました。

最近読み終わった4作目には、紹介した元証券マンの台詞以外にも、胸を熱くさせる内容が盛りだくさんでした。働く人間は、その仕事を辞めるかどうかという極限に直面したときに、初めて働くことや生きることについて見つめ直すのかもしれません。完結編となる5作目を読むのはこれからですが、どんな気付きや感動が得られるか、とても楽しみです。

 

ドラマ版も良かった!

また、「君たちに明日はない」は今から7年前にNHKでドラマ化されています。原作となったのは小説シリーズの1作目・2作目です。

私が小説を読んでみようと思ったのもドラマがすごく面白かったからですが、ドラマの中で未だに記憶に残っているのが、北村有起哉さん演じる山下が放った「間違いない。池田は半端なく優秀なバンカーだ…!」という一言(第4話「旧友」。細かい表現はうろ覚え)。かなりマニアックかもしれませんが、個人的にこのシーンにはとても痺れたので見ものですよ。


新興国株式・先進国株式クラスで「たわらノーロード」に乗り換えました

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久しぶりに積立買付を行っているファンドを変更しました。きっかけとなったのは、柴崎シュンスケさんの次の記事です。

積立買付のファンドを「野村インデックスファンド・新興国株式」から「たわらノーロード 新興国株式」に変更する理由について、理路整然と述べられていて、とても参考になりました。

私もこれまで、「野村インデックスファンド・新興国株式」を買い付けてきましたが、先月の積立から「たわらノーロード 新興国株式」に乗り換えることにしました。

これにより、私が積み立てる新興国株式クラスのファンドの変遷は、

eMAXIS新興国株式インデックス ⇒ 野村インデックスファンド・新興国株式 ⇒ たわらノーロード 新興国株式

となります。eMAXISもまだ保有しているので、リバランスの際には、3つのファンドの現在価値を足し上げることになり少し面倒ですが、年に1度きりのことなので良しとします。 

 

先進国株式クラスも「たわら」に 

さらに、勢い余って先進国株式クラスのファンドも変更しました。すなわち、「ニッセイ外国株式インデックスファンド」から「たわらノーロード 先進国株式」への乗り換えです。

互いにライバル関係にある両ファンドですが、巡回している様々なインデックス投資ブログで、後者の方が「実質コストが低い」「マザーファンドの規模が大きい」などと言われており、私もそのビッグウェーブに乗るしかない、というわけです(自分の頭で全く考えていないことを恥ずかしげもなく白状…)。

これにより、積み立てる先進国株式クラスのファンドの変遷は、

外国株式インデックスe ⇒  ニッセイ外国株式インデックスファンド ⇒ たわらノーロード 先進国株式

となります。新興国株式クラスと同様、たわらは三代目のファンドです。

なお、私のiDeCo口座(運営管理機関はSBI証券)では、現在のところ「たわらノーロードシリーズ」は買うことができませんので、引き続き「DCニッセイ外国株式インデックス」を積み立てていきます。

 

積み立て中のファンド一覧

結果、積み立てているファンドのラインアップは次の4本となりました。

  • ニッセイTOPIXインデックスファンド
  • たわらノーロード 先進国株式
  • たわらノーロード 新興国株式
  • EXE-iグローバル中小型株式ファンド

今後も、諸先輩方のブログを参考にしながら、その時々の低コストファンド(=インデックス投資家の間での人気ファンド)に乗り換えるつもりです。ただ、もはやコストは誤差の範囲なので、ファンド乗り換えのタイミングは、気が向いたときに何となく、となりそうです。

今更ながらSBI証券の「投信積立銀行引落サービス」は便利だ

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最近、ブログのネタをあれこれと考えるあまり、投資そのものがすっかり疎かになっていました。曲がりなりにもこのブログの中心テーマは投資のはずなのに…。

しかし、「疎かになっていた」といっても、投資という行為を一切していなかったわけではありません。何もしなくても自動的に投資が行われるような設定にしていたため、ちゃんと毎月一定額の積立投資が続けられていたのです。

 

そのことに大きく貢献したのが「投信積立銀行引落サービス」です。

このサービス、インデックス投資家の多くの方にとっては、既に馴染み深いものだと思います。しかし、ここ数か月、ブログにかまけて証券会社のウェブサイトをまったく訪れていなかったにもかかわらずコツコツ投資されていたことに、私は改めて感動しました。ですので、いくら今更感が強かろうとも、このサービスの素晴らしさについて紹介したいと思うのです。

なお、この記事は、私が実際に利用している「SBI証券の投信積立銀行引落サービス」についてのものです(他の証券会社にも同様のサービスがあります)。

 

1. どんなサービス?

SBI証券のサイトには次のように紹介されています。

投信積立の代金を、手数料無料でお客様ご指定の銀行口座から毎月自動的に引落して買付ができるサービスです。

証券総合口座へのご入金の手間を省き、ご設定いただいている月々の投信積立を滞りなく続けていただくことができます。

そう、このサービスのキモは、証券口座に手動で投資用の資金をいちいち入金しなくても、自動で銀行口座から一定額を引き落として、証券口座に入金してくれるというものです。手数料はもちろん無料。

このサービスにより、「証券口座が残高不足で今月は積立買付できなかった」とか「念のため多めに証券口座に入金したら、今度はメインバンクの残高が寂しくなった」という事態は回避できるようになります。

 

2. 引落額をあらかじめ設定する必要は、ない!

サービスの利用にあたり、銀行口座からの引落額を設定することにはなりません。

というのも、このサービスは「投資信託の自動積立買付」の設定と連動しており、あらかじめ設定してある積立買付の額の分だけが銀行口座から引き落とされることになっているのです。

つまり、例えば、毎月「ニッセイTOPIXインデックスファンド」を5万円分買い付ける設定にしていた場合、投信積立銀行引落サービスを利用すれば、事前に5万円ポッキリが銀行口座から引き落とされます。複数のファンドを買い付けることにしていれば、引き落とされるのはその合計額となります。

積立金額を頻繁に変える方にとっては、いちいち引落額を変更しなくても、ちゃんと連動してくれるので楽ちんですね。

 

3. 引落・入金・買付の流れ

銀行口座から証券口座にどのようにお金が移動するのか。その流れを知らなくてもサービスの利用にそれほど支障は生じませんが、そこは自分のおカネのこと、知っておいて損はないと思います。

SBI証券のサイトに詳しく書かれてありますが、少し複雑なので自分なりに噛み砕いて説明してみます。説明にあたり、(1)引落請求日と引落日、(2)入金日、(3)買付日(申込日)の3つのフェーズに分けます。

(1)引落請求日と引落日

時系列でいえば、引落請求日→引落日の順となるのですが、便宜上まず「引落日」から触れることにします。

銀行口座からの引落日は、毎月14日か27日のいずれかから選びます。この2つの日に限定されているのは、単に「SBI証券がそう決めているから」というだけです(楽天証券の場合は7日か24日から選択)。

毎月の引落日を選ぶと、その10営業日前が「引落請求日」となります。この引落請求日をもって、引落日に銀行口座から引き落とされる金額が確定します。例えば、毎月「14日」を引落日に選んでいた場合、7月14日(引落日)に引き落とされる額は、6月29日(引落請求日)に確定します。

引落額と積立買付額は連動しているので、6月29日時点で設定している毎月の積立買付額が10万円であれば、引落請求額は10万円であり、7月14日に銀行口座から引き落とされるのも10万円ということになります。

この場合、6月30日から7月13日の間に積立買付額を変更したとしても、7月14日に引き落とされるのは、あくまで6月29日時点で設定している積立買付額分であることに注意が必要です(変更後の積立買付額は、7月27日(次回引落日である8月14日の10営業日前)の引落請求日から反映)。

(2)入金日

14日(例えば7月14日)に銀行口座から引き落とされた額は、同月末日(例えば7月31日)の「入金日」に証券口座に入金されます。

余談ながら、その間、16日のタイムラグがありますね。さて、この16日間、引き落とされたお金はいったいどこにあるのでしょう?

おそらく、SBI証券が自分の手元に置いて、安全な短期運用をしているのだと思われます。一人ひとりの積立額は少なくても、サービス利用者の分を全部まとめると莫大な金額となります。投信積立銀行引落サービスは手数料無料という極めてユーザーフレンドリーなサービスなのですが、SBI証券は、この16日間をうまく利用して、サービスの運用にかかるコスト分などを稼いでいるのではないかと勝手に想像しています。

(3)買付日(申込日)

投資信託の積立買付の日は、投信積立銀行引落サービスの「枠外」の話です。つまり、投資信託の積立買付を行う場合には、「ファンド」や「積立金額」の他に「申込日」を設定することになっていますが、結局、投資信託がいつ買われるかは、この申込日次第ということになります。投信積立銀行引落サービスの守備範囲はあくまで証券口座への入金までなのです。

このため、通常、投資信託の買付日(申込日)は入金日の「後」にしておくことが必要なのは言うまでもありません。

 

4. どうすればサービスを利用できる?

SBI証券の場合、ここにある「投信積立銀行引落サービスのお申し込み」というボタンをぽちっと押して、画面の指示に従っていけば簡単に利用することができます。 

サービスの利用開始当初は、念のため、少なくとも1か月分の積立投資資金を手動で証券口座に入金しておくことをおすすめします。引落請求日、引落日、入金日のサイクルに慣れないうちは(まあ、サービスを利用し始めると後はほったらかしになるので慣れることは通常ないのですが)、買付日にまだ1回目の入金日が到来しておらず、結果として残高不足になってしまった…というケースが大いにあり得るためです。

 

5. おわりに

今回ご紹介した投信積立銀行引落サービスと、自動積立買付の設定を組み合わせれば、毎月のインデックス投資はものすごく楽ちんなものになります。その単調さゆえ、ときに物足りなさを感じることもありますし、正直ブログネタにもなりにくいのですが、今回の私のように、投資への関心が薄れているようなときでも継続的に積み立ててくれるのはとても便利です。

まだこのサービスを使っていない方は、ぜひ一度試してみては如何でしょうか。 

インデックス投資ナイトのチケットをゲットして初参加することになった今の気持ち

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7月8日のインデックス投資ナイトのチケットを買うことができました。初めての参加です。

イベントの存在自体は数年前から知っていたものの、これまでは「自分には関係ないや」と横目でスルーしていました。しかし、昨秋からブログやtwitterを始めたこともあり、今回は「もし取れたら行ってみよう!」と、強い決意でチケット争奪戦に臨んだのでした。

自分は思いのほかあっさり確保できたのですが、やはりチケットを買えなかった方が続出したようです。著名なブロガーの方々をはじめ、多くの方の「無念の呟き」に接し、自分ごときが嬉々として参加して良いのか、との迷いが頭をよぎります。だってオラは零細投資家だから…。

また、一抹の不安もないわけではありません。当日の会場には、おそらく私の知り合いはいないと思われます。過去に「結婚式2次会で新郎以外知り合いゼロ」という経験がありましたが、今回はそれ以上にアウェイな状況といえるでしょう。

私は「お酒があれば誰とでも仲良くなれる」というタイプではないので、会場に一人ぽつねんと立ちすくみ、手持ち無沙汰にしている自分の姿をありありと想像してしまいます。

 

そんなこんなで、ネガティブな気にもなるのかなんて考えたりするけど(by小沢健二)、きっと私と同じような方も他にいらっしゃるはずですし、そもそも覚悟の上でチケットを取ったのです。せっかく運良く巡ってきたこの機会、卑屈になったり遠慮したりせずに、大いに楽しみたいと考えています。

インデックス投資ナイトに参加される皆様(で、このブログを読んでくださっている方は皆無に近いでしょうが…)、会場で私から話しかけることもあるかと思いますので、その際はどうか優しく応じていただけると嬉しいです!

確定拠出年金の教科書(山崎元著)を読了

投資や資産運用、保険など、おカネのことに関する「重鎮of重鎮s」、山崎元氏の確定拠出年金本を読みました。 

確定拠出年金の教科書

確定拠出年金の教科書

 

 

私は、多くのインデックス投資家がそうであるように、山崎氏の切れ味鋭い語り口のファンであります。

本書でもその「刃」はやはり健在でした。「自己責任」というワードが常に付いて回る投資の世界において、「確定拠出年金の運用は『合理的』に一つに決まる」と断言されているあたりからして、清々しくてとても好みです。実際にも、運用商品の選び方、アセット・アロケーション、アセット・ロケーションなど各段階において、明快な「解」が述べられています。

一方、私にとっては、いろんな選択肢や考え方を示されるよりも、「これがベストだ!」と言い切ってくれることが、むしろ「本当にそうなのか?」と考えるきっかけになっています。そうした意味でも山崎節は自分に合っているのかなと考えています。

もちろん、この本で推奨されている数々の方法や原則は、すべて信じるに値するものです。何も考えずに確定拠出年金を始めたい人は、この本に書かれてあることをそのままそっくり真似ても良いと思います。

本の難易度としては、やや高めかもしれません。私くらいの中級者なりかけレベルが読んで、ようやく大部分を消化できる程度でしょうか。ただ、「教科書」との名を冠するとおり、じっくり確定拠出年金のことを勉強したい人にとっては、初心者であれ何であれ、これ以上の教材はありません。

惜しむらくは、入稿前日に確定拠出年金法改正案が成立したということもあり、必ずしも改正法の内容を踏まえた記載となっていない箇所がいくつか見られたこと。これはあくまで推測ですが、初めは旧法に基づいて執筆されていて、後から大きく内容を変えない範囲で新法の記載を書き足したような印象です。その点では、改訂版を心待ちにしたいと思います。

 

と書いていたら、山崎氏の新著の情報が飛び込んできました。 

こちらの本は、個人型(iDeCo)中心の内容とのこと。おそらく改正法をくまなく反映させているに違いありません。また、楽天証券を運用管理機関とした想定で解説されているということで、さらに実用的な内容と思われます。新書なので、入門書としても気軽に読めそうです。