開店休業 インデックス投資Way

霞が関で働く国家公務員が、資産運用・NISA・iDeCo(個人型確定拠出年金)など、おカネについて綴ります。

確定拠出年金の教科書(山崎元著)を読了

投資や資産運用、保険など、おカネのことに関する「重鎮of重鎮s」、山崎元氏の確定拠出年金本を読みました。 

確定拠出年金の教科書

確定拠出年金の教科書

 
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比較検証!マネーフォワードとエクセル家計簿

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5月初めから、それまでの手入力のエクセル家計簿と並行して、マネーフォワードで家計簿を付け始めました。マネーフォワード関連記事の第3弾で、これまでの記事は以下の2つです。

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「iDeCo」で自分年金をつくる(朝倉智也著)を読了

モーニングスター」の代表取締役社長、朝倉智也氏のiDeCo本を読みました。 新書です。

恥ずかしながら私、「モーニングスター」という会社の存在は認識していたものの、実際に何をしている会社かは知りませんでした。

本書を手に取ったのを機に初めてウェブサイトを拝見しました。会社の事業内容として「金融情報サービスの提供」とあり、実際にも投資信託などに関する様々な情報が掲載されています。さらに、朝倉社長のトップメッセージの冒頭に、

当社は「中立・客観的立場から豊富で偏りのない金融情報を提供し、投資家主権の確立に貢献していきたい」という設立当初からの一貫した理念に基づき、これまで事業を拡大してまいりました。

とあり、これでようやく「モーニングスター」という会社について具体的なイメージを持つことができるようになりました。今となっては、どうしてこれまでこんな有益な情報源を知らなかった(知ろうとしなかった)んだろう、といった気持ちです。

初心者でなくても楽しめる本!

さて、本書は、iDeCoの実践的な入門書でありながら、上・中級者にも読み応えのあるウイングの広い本であると思います。そして特徴的なのが、モーニングスターの社長ならでは!という内容が盛りだくさんであること。

例えば、金融機関(運営管理機関)の選び方に関し、同社が手数料・商品の品ぞろえ・サービス等を総合的に評価した金融機関ランキングが掲載されています。ここまで踏み込んだiDeCo関連書籍は他にないのでは。これに加え、同社のウェブサイトから最新の情報を入手することで、これからiDeCoを始める人にとっては、もはや金融機関選びに迷うことはなくなるのではないかと思います(個人的にはSBI証券楽天証券以外の選択肢は想定しがたい気もしますが)。

また、ポートフォリオを組むにあたり、毎月の積立額、積立期間、目標金額等を入力することにより必要な運用利回りをはじき出せるという、モーニングスターのツール(金融電卓)が紹介されています。闇雲に積立投資を続けている私は、思わず「そういえば自分の目標金額ってどのくらいだろう?」と考え込んだのでありました(答はすぐに出なかった…)。

そして極めつけは、上級者向けの「究極の分散投資」のポートフォリオの推奨。とてもマニアックで面白かったです。私はまだまだここまでのポートフォリオを作り込む知識も余裕もありませんが、「こんなインデックスファンドもあるのか」と知れたことは、新しい世界を見た気分で大きな収穫でした。

モーニングスター、これまで不思議とご縁がありませんでしたが、これからサイトやツールを活用していきたいと思います。

所有しているクレジットカード達をご紹介(後編)

私が所有している4枚のカードを紹介する記事の後編であります。前編はこちら。 

3.SBIカード~SBIポイントの現金交換レートがUP~ 

かつて1.2%という高いポイント還元率に魅力を感じて申し込んだものの、その後還元率が0.5%に下がり、今となっては普段の買い物で利用することは皆無です。サービスが改悪されたときは、ネット界隈でもちょっとした騒ぎとなりました。私もこのときにポイント還元率だけでカードを選ぶことの危うさを学んだのでありました。

しかし、SBI証券投資信託をある程度保有している人は、このカードを持っておいて損はないと思います。すなわち、SBIカードの会員限定で、SBIポイント(SBIグループの共通ポイント。SBI証券の投信マイレージサービス*1でも獲得可能)の現金交換先に住信SBIネット銀行を指定すると、現金交換レートが120%(10,000p=12,000円)になるという特典があるのです。

少し複雑ですが、このカードを持っていて、かつ、住信SBIネット銀行の口座があれば、SBI証券の投信マイレージサービスで付与されるSBIポイントを高レートで換金することができるということです。

こうしたことから私はSBIカードを持ち続けているのですが、一つ注意点があります。それは、年会費が972円かかるということ。年間10万円以上の利用で次年度の年会費が無料となりますが、ポイント還元率の低さゆえ、メインで利用するのはあまりにMOTTAINAI

このため、SBI証券投資信託保有している方でも、その残高次第ではこのカードを持たないという選択肢も当然にあると思います。

4.エクスプレスカード~新幹線の予約のためだけに所持~

 (埋め込みのリンクが貼れませんでした。サイトはこちら

JR東海が発行しているカードです。私は帰省の際に東海道新幹線に乗るので、そのネット予約サービス「エクスプレス予約」を利用するために所持しています。現在、エクスプレス予約以外で使うことはなく、新幹線の特急券だけこのカードを使って購入しています。

予約変更も携帯(ガラケーでも!)で簡単にできたりと、それなりに重宝するのですが、カードの年会費が1,080円かかるという点がネック。年をとるにつれ帰省も年に1回あるかないかという頻度になっており、いまいちコスパが良くないなあと思っています。

そんな中、5年ほど前に「プラスEX」なる新サービスが誕生しているようです。これは、エクスプレスカードを持たなくても、手持ちのカードでネット予約ができるというもので、年会費540円。一瞬「こ、これだ!」と思ったのですが、その「手持ちのカード」にも一定の制限があるようで、残念ながら私のその他のカードはサービスの対象外でした。

いずれにしても年会費がかかるので、JR東日本の無料ネット予約サービス「えきねっと」などと比べると、とても殿様商売なサービスといえます。しかし、私にとって東海道新幹線のネット予約は必要不可欠であり、これからもこのカードをやむなく持ち続けるほかありません。

 

ポイントを求めて三千里の「流浪のカード旅」はもうしない

これまで、高いポイント還元率のカードを求めて、2回ほどメイン利用のカードを替えたりもしましたが、その都度、電気・ガス・水道の各会社にカード変更の申込みをするなどかなりの手間がかかっていました。今、メインで使っているエポスカードに不満はないので、会社自体がなくなるとか、余程のことがない限りはこのまま使い続けることになりそうです。

*1:投資信託の月間平均保有額に応じてSBIポイントが貯まるポイントプログラム